令和7年2月22日(土)、広島県福山市の広島県立ふくやま産業交流館(ビッグローズ)およびWeb配信にて、「パーキンソン病 市民公開講座 in 福山」が開催されました。
当院倉敷ニューロモデュレーションセンターの牟礼英生センター長が講演を行い、会場参加48名・Web視聴29名、計77名の方々にご参加いただきました。
座長は、社会医療法人 祥和会 脳神経センター 大田記念病院の脳神経内科部長・脳卒中センター長 寺澤由佳先生が務められました。
演者として、大田記念病院 脳神経内科副部長・神経難病センター長 佐藤恒太先生と、牟礼センター長が登壇しました。
佐藤先生は、「多職種チームによるパーキンソン病の治療戦略」をテーマに、内科的治療やPD治療薬の種類について詳しく解説。さらに、大田記念病院のスタッフがパーキンソン病患者との関わりについて動画で紹介しました。
牟礼センター長は、「パーキンソン病外科治療の最新情報」と題し、DBS(脳深部刺激療法)手術の流れや治療成果、メリット・デメリットについて、分かりやすく講演を行いました。
当センターでは、パーキンソン病における現在認可されている3種のデバイス治療(・脳深部刺激療法(DBS)・L-ドパ持続経腸療法(LCIG)・L-ドパ持続皮下注射療法)について、全て実施できることも紹介されました。
講演後の質疑応答では、ご参加の皆様から多くの質問が寄せられ、活発な議論が交わされました。また、終了後のアンケートでは、「次回の開催を希望する」「DBS手術に興味を持った」といった意見が多く寄せられたと伺っています。
広島県西部でDBS手術を実施できる最寄りの施設は当センターであり、今回の市民公開講座を福山で開催できたことは、大田記念病院・当院双方にとって貴重な機会となりました。主催の日本メドトロニック社に厚く御礼申し上げます。今後も、パーキンソン病に関わる方々へ有益な情報の提供に努めてまいります。
・ニューロモデュレーションサポートプロバイダー
・パーキンソン病療養指導士
・3学会合同呼吸療法認定士
・日本救急医学会認定ICLSインストラクター
・日本定位・機能神経外科学会
・日本ニューロモデュレーション学会 など
