6/19に第2回ニューロモデュレーションリハビリ情報交換会をWebで開催しました。九州~関東の病院までリハビリスタッフ、脳神経外科医の先生合わせて30名以上の方が参加され、活発な意見交換を行うことができました。昨年に引き続き、山口県立総合医療センターの理学療法士と金沢脳神経外科病院の作業療法士の先生に各病院での取り組みについてご講演いただきました。
それぞれのご講演でパーキンソン病に対するON-OFF現象の評価やすくみ足に対するリハビリ、機能だけでなく趣味活動などへの参加に焦点をあてた介入など参考になることがとても多くありました。最後に新免が投球障害ジストニアに対する視床凝固術前後の介入について講演しました。
一般にイップスといわれる症状の中にはジストニアが原因になるものもあります。今回は手術前後の評価とリハビリについて発表しました。
外科治療とリハビリを組み合わせることでより大きな効果を発揮することもあるので機能的脳神経外科の分野でもリハビリはもっと活躍できるのではないかと今回の会を通じて再認識しました。
ニューロモデュレーションセンターのさらなる発展のため来年も開催したいと思います。
【各病院での取り組み・工夫】
■「PDに対するSTN-DBS術後の刺激調整入院
~ON-OFF現象を評価する事で歩行能力が向上した1例~」
山口県立総合医療センター 理学療法士 鹿子木 知之 先生
■「定位・機能神経外科患者に対する作業療法
~活動と参加に焦点を当てた関わり~」
金沢脳神経外科病院 作業療法士 髙多真 裕美 先生
■「課題特異的ジストニアに対する術前後の評価とリハビリ
~Baseball Related Dystoniaに対する介入経験~」
倉敷平成病院 理学療法士 新免 利郎 先生
※第1回ニューロモデュレーションリハビリ情報交換会は2023年4月21日に開催いたしました。