【米子市市民公開講座にて牟礼センター長が講演を行いました】

 令和6年9月28日(土)鳥取県米子市 米子市福祉保健総合センターを会場にてパーキンソン病市民公開講座を開催されました。
座長を博愛病院脳神経内科部長在宅診療部長安井建一先生が務められ、倉敷平成病院倉敷ニューロモデュレーションセンター牟礼英生センター長が講演を行いました。会場はパーキンソン病患者やその家族、介護者など83名が来場され、盛会となりました。
講演内容はパーキンソン病の病態とリハビリの必要性、最新治療である脳深部刺激療法(DBS)やMRIガイド下収束超音波治療(FUS)の紹介、遠隔医療と幅広い内容でした。終了後のアンケートから最新治療であるDBSやFUSについて知らない方が多かったため、有意義な会であると同時に啓発活動が必要であると感じました。

本邦で脳深部刺激療法(DBS)を実施する施設は限られており、日本定位・機能神経外科学会認定施設は全国では36施設ありますが中国地区は3施設しかありません。当センターは山陰からの患者様も通院しておられ通院負担も小さくないと思われます。近年は遠隔医療が普及しつつあり、ニューロモデュレーション分野でも一部のデバイスで遠隔診療が可能となっています。インターネット回線を用いて、患者様の植込みデバイスと当院の通信機器が繋がり、ビデオ通話を行いながら診察ができ刺激調整も可能ですので、当センターでも可能な患者様に対して遠隔診療を取り入れて、患者様ならびにご家族のご負担軽減に繋がるよう取り組んでいます。
DBS治療は様々な治療が誕生しており、日々進化しています。患者さんの凄く環境に合わせて治療を提供しています。今後も市民公開講座やDBS患者会を企画しています。引き続き、情報発信に努めて参ります。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 臨床工学科主任
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