2023年7月21日(金)-23日(日)に広島県広島市広島国際会議場・JMSアステールプラザにて第33回日本臨床工学会が開催されました。当院より臨床工学技士(CE)が座長とデジタルポスターの発表を行いました。
座長はシンポジウム6【脊髄刺激療法(SCS)業務のすすめ】を行いました。基調講演として前倉敷ニューロモデュレーションセンター長の国際医療福祉大学成田病院脳神経外科准教授上利崇先生にご登壇して頂きました。上利先生より「難治性疼痛に対する脊髄刺激療法:医療工学技術の発展とともに進歩するニューロモデュレーション療法」としてSCS知識や刺激パターンなどを分かりやすく講演していただきました。さらにSCS業務を実施している施設のCEより業務内容等を講演して頂きました。総合討論としてCEのニューロモデュレーション分野介入の必要性、施設での苦労話など活発な討議となりました。
初めてニューロモデュレーション分野が日本臨床工学会主要演題となりました。座長という大役を担い、上利先生を招聘しご紹介できたことは感無量でした。2024年4月より医師の働き方改革が始まります。ニューロモデュレーション分野は多職種連携が必要であり、CEの役割は重要です。医師の負担軽減は患者に良い治療を提供することとなります。今後もこの分野の発展に寄与していきます。
※学会会場内は撮影禁止だったため、会場外の看板の写真等を掲載しています。