作業療法士として

倉敷ニューロモデュレーションセンターでは、パーキンソン病、本体性振戦、ジストニアなどの方々の手先の器用さの検査作業療法士が行っています。
患者さまの中には、「だんだん字が書けなくなってきた」「食事のときに食べこぼしが増えた」「手が振えてコップが持てない」などの日常生活での悩みや、「趣味の裁縫ができなくなった」などの趣味、家事、仕事などでの手先の悩みなど、人それぞれです。
作業療法士が行う検査は、検査バッテリーを使った指先の細かい検査に加え、患者さまが困っておられる動作の確認を行います。その後は患者さまの状態に合わせてリハビリを実施していきます。
手先の器用さの問題をかかえる場合、もちろん指先の動きが鈍くなっている場合は多いと思います。しかし、案外見落としがちなのが姿勢です。体の一部に過度に力が入っている状態、一方に姿勢が傾いた状態ですと、より手先は動かしにくくなってしまいます。
気分転換に体のストレッチをする、背もたれや肘かけのある椅子を使用するなど、リラックスした姿勢でできるように工夫してみてはどうでしょうか。

リハビリテーション部 作業療法士



関連記事

  1. 臨床工学技士の脳深部刺激療法・定位的脳手術への関わり

  2. ニューロモデュレーション院内認定看護師研修

  3. パーキンソン病患者さんのすくみ足について

  4. 菱川望脳神経内科部長がパーキンソン病診療の現状で講演されまし…

  5. 牟礼英生センター長が新手術室にて手術を実施しました

  6. 【DBS/SCS刺激装置の違い―充電式と電池式のメリットとデ…

最近の記事

PAGE TOP