パーキンソン病患者さんのための姿勢を維持するための簡単な運動のご紹介

パーキンソン病は姿勢が乱れやすい病気です。
主には腰や背中、首が前方向に曲がってしまう姿勢になってしまうため、バランスを崩してしまったり、腰痛などの原因となってしまいます。
簡単な運動を行い、身体の柔軟性を保つことにより姿勢を維持していきましょう。
■柔軟性を保つための棒体操
棒(サランラップの芯やタオルでも可)を使用した体操です。
仰向けに寝た状態では、棒を目で追いながら腕をしっかり上げていきましょう。腕を耳の横まで上げることが目標です。
椅子に座った状態では、座面に深く腰掛けて背もたれにもたれかかりながら腕を上げていきましょう。目線は天井をむいて骨盤の上の方からしっかり身体を伸ばしていきます。
*注意点:肩に痛みがある場合は控えて下さい。

■お尻上げで姿勢を正す筋肉の強化

仰向けに寝て両膝をたてた状態で行う運動です。
手をお腹の上に置き、お尻を持ち上げます。理想は肩・腰・膝が一直線になるくらいまでお尻を持ち上げましょう。お尻を締めるような感覚で行うとより効果的です。
10回からスタートして、余裕がある場合は回数を増やしたり、お尻を上げた状態で5秒程度保ってみると負荷が上がります。

朝起きた際や夜寝る前など、布団で横になっている時に、是非日課として行ってみてください。
倉敷ニューロモデュレーションセンターではパーキンソン病リハビリに積極的に取り組んでいます。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 理学療法士
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