日本定位・機能神経外科学会機関誌「機能的脳神経外科 Vol62 2023」に倉敷ニューロモデュレーションセンター スタッフの論文が掲載されました 

日本定位・機能神経外科学会機関誌「機能的脳神経外科 Vol.62」に倉敷ニューロモデュレーションセンター コーディネーターで理学療法士のSさんの論文が掲載されましたのでご紹介します。S理学療法士は、ニューロモデュレーションセンターのコーディネーターとして中心的な役割を担っています。Sさんからもコメントをいただきましたのでご紹介します。
今回「脊髄刺激療法におけるDTM刺激とバーストDR刺激が疼痛・歩行に及ぼす影響」を検討した論文が「機能神経外科Vol62 2023」という機関誌に掲載されました。脊髄刺激療法(SCS)の刺激方法は日々進化しており、様々な刺激方法が開発されてきています。当院ではDTM刺激とバーストDR刺激という刺激方法をSCSトライアルで実施しているため、その効果をまとめたものになります。結果としては、従来の刺激方法と比較してどちらも高い除痛効果を有することが分かりました。有意差はなかったものの腰部痛にはDTM刺激、下肢痛にはバーストDR刺激の方が除痛効果が高い傾向があり、今後も検討していく価値があるのではないかと思います。
自分にとっては初めての論文執筆であり、牟礼先生をはじめとした様々な人のサポートのおかげで機関誌に掲載することができて大変嬉しく思っています。今後も脳深部刺激療法(DBS)とSCSの分野から研究・発表を継続していきたいと思います。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 理学療法士
S・T



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