上利崇センター長より退任のごあいさつ

ごあいさつ


このたび、3月末日をもちまして倉敷平成病院を退任し、4月より東京都立神経病院(東京都府中市)に赴任することとなりました。

2017年4月に倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設され、はや3年が経過しました。多くの方に当センターを受診していただきました。誠にありがとうございました。当初は耳慣れない名前の科に戸惑われた方も多かったと思いますが、当センターでは不随意運動症や痛みなどの神経疾患に対して、神経刺激療法という外科的な治療と薬物療法を行ってまいりました。神経刺激療法は非常に特殊な治療法ですが、お困りの症状によっては大変有効な治療選択肢となります。治療の効果は手術精度が何よりも重要ですが、当院では高い水準で手術を行えてまいりました。また、手術後はきめ細かい刺激の調整が必要となりますが、リハビリテーションと融合することで、個々の患者さんの日常生活動作に合った刺激療法の調整を行うことができました。当院では多くのスタッフが関わることで、皆さんの生活が少しでも楽になり、皆さんやご家族に笑顔が戻ってくることを強く願っております。引き続き皆さんに寄り添い、しっかり支えられるようなチーム医療を実践してまいります。

 

4月からは、岡山大学脳神経外科教室、徳島大学医学部脳神経外科教室よりお力添えを頂戴しながら、4名の非常勤の先生方と共に当センターの診療を継続してまいります。また、当院の脳神経内科とも今まで以上に密接な連携を取り、さらに充実した医療を提供できるように努めてまいります。

個別ではご報告、ご挨拶をさせていただいた方もおられますが、ホームページを通じての挨拶が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
倉敷平成病院で過ごした3年間の経験を活かし、微力ながらニューロモデュレーション領域のこれからの発展に精進してまいります。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほどを、よろしくお願い申しあげます。

倉敷平成病院 ニューロモデュレーションセンター
センター長 上利 崇




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