立秋とは名ばかりの暑さが続いておりますが、皆さまお障りなくお過ごしでしょうか。まだしばらく暑い日が続きそうなので、引き続き暑さ対策や水分補給をしっかり行いましょう。
当院では、パーキンソン病やジストニア、本態性振戦などの患者様に対し、作業療法士が手の動きや指先の器用さなどの検査を行わせていただいています。
患者様からは「お箸が持ちにくい」「文字が上手く書けない」「手が震える」など、日常生活での悩みはもちろんですが、よくお聞きするのが「趣味活動ができなくなった」というものです。
例えば、手先が上手く動かせなくなったり、震えが出たりすることで、手工芸や書道のような手先を使う作業ができなくなってしまう方がいらっしゃいます。また、趣味活動が制限される要因となり得るのは手先の動きだけではありません。すくみが出たり、立位や歩きが不安定になることで、ガーデニングや畑仕事、釣りなどの立ち作業や移動を伴う趣味活動ができない、周囲から病気の理解が得られにくく他者からの視線が気になったり、周りに迷惑をかけてしまうからと習い事やショッピングに行けないなど、その理由は様々です。中には身体機能的な要因だけでなく、集中力の低下や意欲の低下から難しくなったという方もいらっしゃいます。

















