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倉敷平成病院 総合美容センター通信

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2026.6.10婦人科コラム

岡山・倉敷の婦人科が解説|生理痛はいつ受診すべき?我慢の基準と治療の選択肢

毎月やってくる生理のたびに、下腹部の痛み・腰痛・吐き気で仕事や学校を休みたくなる——。そんな経験をお持ちの方は、岡山・倉敷にも少なくありません。

 

でも「生理痛なんて誰でもあるもの」「この程度で婦人科に行っていいのかな」と、受診をためらっている方が多いのも現実です。

 

倉敷平成病院の婦人科では、毎月つらい生理痛を抱えながらも長期間我慢されてきた患者様を数多く診てきました。このコラムでは、生理痛をいつ・なぜ受診すべきか、当院ではどのように診断・治療を進めるかを、担当医師の視点からお伝えします。

 

まず知っておきたい。生理痛と月経困難症はどう違うの?

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生理のときに多少の不快感や痛みを感じることは、多くの女性にとって珍しくありません。しかし、その痛みが日常生活に支障をきたすレベルになってきたとき、それは「月経困難症(げっけいこんなんしょう)」という診断の対象になります。

 

ひとことで言うと、こんなイメージです。

 

「生理痛」=生理に伴う痛みの総称

「月経困難症」=その痛みが仕事・学校・家事に影響するほど強い状態

 

 

倉敷平成病院が診察で最初に確認すること

 

  1. 痛みが「毎月決まって」起きているか
    生理のたびに必ず痛みが出る場合と、調子によって波がある場合では、背景にある原因が異なることがあります。毎月ほぼ確実に痛む場合、特に「年々だんだんひどくなってきた」という場合は、子宮内膜症などの器質的な疾患が隠れている可能性があり、早めの精査をお勧めしています。

     

  2. 痛み止めが「効いている」かどうか
    市販の鎮痛薬(イブプロフェンなど)を飲めば痛みがある程度和らぐ——という方は、機能性月経困難症(病気が原因ではないタイプ)の可能性があります。一方、市販薬を飲んでも効かない・効きが悪くなってきたという場合は、子宮内膜症や子宮筋腫などの器質性疾患を疑います。

     

  3. 生理以外の時期にも痛みや違和感があるか
    月経時だけでなく、排卵期・性交時・排便時にも痛みや不快感がある場合、子宮内膜症のサインである可能性があります。「生理のとき以外は大丈夫」という方とは、診断の方向性がかわってきます。

     

  4. 出血の量・期間に変化はあるか
    経血量が以前より増えた、レバー状の塊が出る、生理が1週間以上続くようになった——こうした変化は、子宮筋腫や子宮腺筋症が関わっていることを示唆する場合があります。問診票にも記載欄を設けていますが、初診時に口頭でも遠慮なくお伝えください。

 

当院での診察の流れ(初診)

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  1. 問診・カウンセリング
    生理の周期・痛みの強さや出方・鎮痛薬の使用状況・妊娠・出産歴など、担当医が丁寧にお聞きします。「どのくらいの痛みから話せばいいのかわからない」という方も多いため、問診票をもとにゆっくりお話を聞く時間を設けています。

     

  2. 超音波(エコー)検査
    子宮・卵巣の状態を画像で確認します。子宮内膜症や子宮筋腫の有無、卵巣の腫れなどを確認する上で重要な検査です。当院は総合病院のため、画像精度の高い医療機器を使用しています。必要に応じて、MRI検査や血液検査(腫瘍マーカーCA125など)を同院内でスムーズに追加できるのも、総合病院ならではの強みです。

     

  3. 診断・治療方針のご説明
    検査結果をもとに、担当医から診断と治療の選択肢を丁寧にご説明します。「すぐに薬を処方される」というイメージをお持ちの方もいますが、当院では患者様の生活スタイル・妊娠希望の有無・症状の程度に応じて、複数の選択肢の中からご相談しながら方針を決めていきます。

当院が治療を選ぶ際に大切にしていること

【ピル治療をお勧めするケース】
  • 市販の鎮痛薬だけでは痛みが抑えられない方

  • 毎月の生理のたびに鎮痛薬を服用している方

  • 子宮内膜症が疑われる・または診断されている方

  • 生理を軽くすること(出血量の減少・周期の安定)も希望される方

 

低用量ピル(LEP製剤)は、月経困難症に対して保険適用で処方できる場合があります。「ピル=避妊薬」のイメージが強い方も多いですが、今では月経困難症・子宮内膜症の治療薬として処方されるケースの方が圧倒的に多数です。

 

 

【ピル以外の選択肢もあります】

  • ジエノゲストやミニピルなど、プロゲスチン単独製剤
    血栓症等のピルの重大な副作用を気にせず使用できます。

     

  • ミレーナ(子宮内システム)
    子宮内に挿入する小さな器具で、ホルモンを局所的に放出することで出血量・痛みを軽減します。

     

  • 漢方薬
    ホルモン剤に抵抗がある方・体質的なアプローチを希望される方に処方することがあります。

 

  • 鎮痛薬(NSAIDs)の適切な使い方の指導
    タイミングや量を見直すだけで効果が大きく変わることがあります。

 

【ピル治療をすぐにはお勧めしないケース】

  • 妊娠を近く希望している方

  • 血栓症のリスクが高い方(喫煙歴・肥満・家族歴など)

  • 偏頭痛(前兆あり)をお持ちの方

 

こうした方には、ピル以外の治療法を最初から選択肢に含めてご提案します。また、昨年から血栓症のリスクが極めて低い天然型の女性ホルモンを用いたLEP製剤(マリッサ)も使用できるようになりました。「ピルが怖い」「体質的に合うか不安」という方も、まずはカウンセリングでご相談ください。

 

 

こんな症状があれば、早めの受診を

以下に当てはまる方は、できるだけ早めに婦人科を受診することをお勧めします。

  • 市販の鎮痛薬を飲んでも痛みが治まらない

  • 毎回の生理で鎮痛薬が欠かせない状態が続いている

  • 以前より生理痛がだんだん強くなってきた

  • 経血量が増えた、または塊状の出血がある

  • 生理中でないのに下腹部痛・腰痛がある

  • 生理のたびに吐き気・下痢・めまいがある

  • 学校・仕事・家事を休まざるを得ないことがある

 

「このくらいで行っていいのか」と思う必要はありません。生理痛は我慢するものではなく、治療できるものです。

 

よくある質問

Q.生理中でも受診できますか?

A. はい、受診いただけます。むしろ症状が出ているときの受診は、医師が状態を確認しやすい場合もあります。ただし、子宮頸がん検査など一部の検査は生理中に行えないものもありますので、受診時にお伝えください。

 

Q. 婦人科の内診が怖いのですが…

A. 当院では、患者様の状態や希望に合わせて、内診の方法(経腹エコーからの開始など)を柔軟に対応しています。「初めての婦人科診察で不安」という方も、遠慮なくお申し出ください。

 

Q. ピルを処方してもらうだけでも行っていいですか?

A. もちろんです。ただし、ピルが適切かどうかは診察・問診の上で判断しますので、まずはカウンセリングにお越しください。

 

Q. 総合病院の婦人科って、大げさではないですか?

A. そんなことはありません。倉敷平成病院の婦人科は、生理痛・月経困難症などの日常的なご相談から、精密検査・手術が必要なケースまで幅広く対応しています。「大きな病院に行くほどではないかも」と思わず、お気軽にご相談ください

 

 

岡山・倉敷で生理痛にお悩みの方へ

 

倉敷平成病院 婦人科は、総合病院内の婦人科として、カウンセリングから精密検査・治療まで一貫して対応できる環境を整えています。「どこに行けばいいかわからない」「まずは話だけ聞いてほしい」という方も、ぜひお気軽にご予約ください。

 

毎月のつらさを、一緒に解決していきましょう。

 

 

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