2025.6.25婦人科
HPVワクチン定期接種対象の皆さまへ ~高校1年生の期限と14歳未満の2回接種のメリット~

現在、小学6年生から高校1年生の女子を対象に、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの定期接種が実施されています。この接種は全額公費負担(約10万円相当)で受けることができ、大切な健康を守るための貴重な機会です。
■ HPVワクチンの接種スケジュール
HPVワクチンは、以下のスケジュールで計3回の接種が必要です。
第1回目:初回接種
第2回目:初回から2か月後
第3回目:初回から6か月後
高校1年生は9月末が期限です!
特に注意が必要なのが高校1年生の方です。9月末までに第1回目を接種しないと、公費負担の対象から外れてしまいます。
そうなると、自己負担での接種(約10万円)が必要になり、負担が増える可能性があります。
この夏休みはスケジュール調整がしやすく、接種を始める絶好のチャンスです。ぜひ計画的に進めましょう!
14歳未満は2回で完了!効率的に摂取できます
また、14歳の誕生日前日までに接種を始めた場合は、3回ではなく2回の接種で完了する制度もあります。
しかも、効果は3回接種と同等であることが確認されています。
対象の中学1・2年生の方にとっては、部活動や勉強で忙しい日々の中でも負担が少なく済む選択肢となり、メリットは大きいと言えます。
ぜひこの夏休みを利用し、スケジュールを計画的に進めてください。
お気軽にご相談ください
当院では、HPVワクチンの接種スケジュールや制度についてのご相談を随時受け付けております。
ご来院の際は、母子手帳をお持ちいただくとスムーズにご案内できます。
この夏休みを活用して、将来の健康のために、安心への第一歩を踏み出しましょう。
お問い合わせ先
電話番号:086-427-0200(婦人科直通)
対応時間:月~金 14:30~16:00
土 9:30~10:30
参考:厚生労働省HPより「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)」