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倉敷平成病院 総合美容センター通信

2021.3.31婦人科

女性ホルモン

 

 

暖かくやわらかい春の風を満喫しています。

私は四季の中で桜の咲く春がいちばん好きです。

好きだからこそ短く感じる、移ろう四季を思いっきり楽しみたいと思います。

 

 

そんな四季よりもめまぐるしいのが女性の毎日。

女性は1ヶ月で4回性格が変わると言われているそうです。

これには、女性の卵巣でつくられる「女性ホルモン」のエストロゲンとプロゲステロンが影響しています。

約28日間の周期で訪れる「月経」は、女性ホルモンの作用によってコントロールされています。

 

 

◎エストロゲン(卵胞ホルモン)

・自律神経の働きを安定させる

・コラーゲン産出を促し、美肌をつくる

・血管、骨、関節、脳などを健康に保つ

◎プロゲステロン(黄体ホルモン)

・体温を上げる働き

・食欲を増やす働き

 

 

 

〈生理周期とホルモンの変化〉

・生理1日目~1週間

プロゲステロンが急激に減り、気分が落ち込みやすい時期

・生理7日目~14日目(排卵期)

エストロゲンがどんどん増えて気分はハッピー

・生理14日目~21日目

プロゲステロンのおかげで気分が安定

・生理1週間前~生理前日

イライラ・不安 

プロゲステロン増加によりPMS(月経前症候群)症状が起きることも

 

 

 

また、年齢によっても女性ホルモンの働きは変化します。

・思春期

 エストロゲンの分泌量が増える時期

・性成熟期

 エストロゲンの分泌量が盛んな時期

・更年期

 エストロゲンの分泌量が急激に減少する時期

・老年期

 エストロゲンの分泌が乏しくなる時期

 

 

 

一生つきあっていく自分の身体のリズムを知ること、不調に気付いてあげられるのは自分自身だということ。

デリケートで乱れやすいホルモンバランスをより良く保って楽しく日々を過ごすためにも、「我慢」は禁物です。

気になることがあれば、まずは婦人科にご相談ください。

 

 

RJ

 

★今日のお花★ガーベラ・スイートピー・ラナンキュラス・コデマリ・サクラ・オンシジューム・アオモジ・モンステラ

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