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倉敷平成病院 総合美容センター通信

2022.6.28美容外科

ADMについて

気がつけば、もう1年の半分が過ぎそうで梅雨の時期も終わりに差し掛かっています。☂

蒸し暑い日が続いておりますが、皆さん体調など崩さずお過ごしでしょうか。(´・ω・`)

これから益々、本格的に暑い日々が始まりますので水分補給等しっかりしながらお過ごしください。

 

さて、今回はADMについて少しお話させていただければと思います。

 

ADMとは、もともと太田母斑の一亜型として認識されていましたが後天的にも真皮メラノサイトの増殖が起こることから「後天性真皮メラノサイトーシス・遅発性太田母斑・対称性真皮メラノサイトーシス」などと呼ばれています。 太田母斑の10倍の発生率で、男性よりも女性の方が10倍ほど発症しやすい

疾患です。 10代後半〜30代にかけて発症し、20代に発症のピークがあります。

全人類に生じるのではなく、特に東アジア・日本・韓国・中国に多いとされています。( ´ ▽ ` )ノ

 

 

特徴としては 最も典型的には両頬に数mmほどの灰褐色、もしくは青褐色と呼ばれるくすんだ色の色素斑が左右対象に見られます。鼻の穴付近にも色素斑が見られることがあり、それが診断の決め手となることもあります。これは左右対称ではなく片側性にみられることが多いです。額の外側にも症状が見られることが多く、その場合は斑点というより、ベタっとびまん性に見られることが多いです。

 

 

原因としては 遺伝的な要因が指摘されていますが、はっきりしたことは分かっておらず以下のような仮説が提唱されています。もともと胎児期に未分化メラノサイトは真皮を通って表皮に侵入します。未分化メラノサイトというのは、メラノサイトになる前の未熟なメラノサイトで成熟するとメラニンを作るようになります。 未分化メラノサイトが遺伝的な素因に基づき真皮に残存し、それが女性ホルモンや紫外線、慢性的な機械的、科学的な刺激(摩擦や化粧品による刺激)、慢性的な炎症により未分化メラノサイトが成熟して、メラニンを作り出すようになりADMが発症すると考えられています。

 

 

ADMの治療法はQスイッチYAGレーザーだけと言っていいほどシンプルなものです。

よく肝斑・雀斑(そばかす)と間違えられますが違います。( •̀ㅁ•́;)

 

 

ADMの治療は当院でも行っており、治療法としてはレーザー治療「Q−YAGレーザー」を使用した

治療がございます。料金は最小(小指頭大サイズ)¥20,000〜となります。ただしシミの種類によっては

他の治療法をご提案させて頂く場合もあり、料金も治療法によって異なります。(¯―¯٥)

 

まずは診察にて診させて頂き、治療されたいシミの種類や大きさ・範囲に応じた治療法や料金を

ご案内いたしますので、気になることがある方は是非一度受診にお越しくださいませ。ヾ(*´∀`*)ノ

 

受付 Aya

 

 

★今日のお花★イボタ・フリージア・ガーベラ・ハラン・ユリ・スターチス

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