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「山陽新聞プレミアム倶楽部2015トップインタビュー」に掲載されました

患者さん本位の医療を実践
社会医療法人全仁会 倉敷平成病院 理事長 高尾聡一郎

病院の特徴を教えてください。

「救急から在宅まで何時いかなる時でも対応します」が当院の開設以来の理念です。これに基づき、「患者さん本位の医療」を実践してきて現在に至ります。私は2年前に理事長に就任しました。前理事長のサポートを得ながら、全仁会らしさ、患者さんと医療従事者の心の距離の近い関係を大切にしていきたいと考えています。

特に患者さんとの交流は盛んにされていますね。

われわれ医療従事者は、患者さんに学ぶ姿勢を持ち続けることが大切です。患者さんに寄り添い、信頼関係でつながり合うことがまずその一歩だと考えます。代表的なものに、継続開催されている「のぞみの会」があります。患者さんとその家族、地域の住民の方々も含め千人以上の方にお集まりいただいています。年に1回の開催で、今年は11月8日に開催しますが第50回を迎えます。全仁会のグループ各部署より横断的な実行委員会が組織され、全職員で取り組みます。

救急医療に力をいれておられますね。

2010年に「社会医療法人」の認定を受けましたが、救急分野の実績が評価されてのこと。当院は救急については原則断らないということを徹底し、地域の医療機関との連携を深めていきたい。また、脳卒中については、脳神経外科・神経内科・麻酔科・リハビリテーション科がチームで対応するようにしており、24時間t-PA治療も可能です。また、昨年10月には病棟編成を一部変更し、一般病床(7対1看護)127床、回復期リハビリ病棟91床にしました。より専門性を生かした急性期病院でありたいと考えています。

新年度がスタートします。

新年度、48人の新入職員を迎えました。約半数が看護職ですが、若いスタッフにもしっかり力をつけてもらい、われわれ全仁会の一員として活躍してくれることを期待しています。昨年は、職員旅行が復活したり、病院のロゴマークを元にマスコットキャラクター「ぜっとくん」が誕生するなど、新しい活動が職員の中から主体的に始まっています。本年度は「前へ~心ひとつに全仁会プライドを育む~」をスローガンに掲げて取り組みを進めていますが、職員皆が働きやすく、やりがいを持って切磋琢磨できる職場であるよう、私自身もそのような活動に積極的に参加していきたいと考えています。

山陽新聞 2015年4月1日 掲載

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