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【看護だより】vol.41 看護学生の実習指導に携わって

【看護だより】vol.41 看護学生の実習指導に携わって

現在私は所属病棟で「看護学生の実習担当」としての役目を担っています。

かれこれ約8年前になりますが、私が実習生だった頃は、受け持ち患者のその日の部屋持ち看護師が学生の指導担当でした。複数の受け持ち患者さんを担当しながら慌ただしく業務に勤しんでいる指導担当者に声をかけるのは気がひけますし、勇気を持って質問をしても『後で』との返事と共に待機時間が長かったりと、気遣いしながらの実習でした。

当院は2~4名の実習生に対して看護師1名が実習指導を担当するという、報告・相談先が明確で、声をかけやすい工夫をとっています。私自身当院に入職した際、部署に「実習指導担当者」という役割の人が居るということに、とても驚いたのを今でもよく覚えています。

各実習担当者は、部署内で指導内容の共有を行っており、指導者による指導内容の隔たりはほとんどないと感じています。

実習生が徐々に病棟の雰囲気に慣れ、患者さんとの関わりを増やすことにより、実習後半にはいくつかの看護技術・ケアを実習担当者と共にできるようになります。成長する過程は大変ですが、出来ることが増えると、私も自分のことのように嬉しく思います。

当院では病棟実習期間は1病棟につき2週間です。その期間の中で、実習生の皆さんには「日々の実習は大変だけど楽しかった」と達成感を抱き、将来の夢に向かって前向きになれるような、指導や関わりができたらと思っています。

看護師の仕事は決して簡単なことばかりではありません。しかし、本当にやっていてよかったと思える職業だと思っています。共に頑張っていきましょう。

3東病棟 O