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【看護だより】vol.78 将来の仲間との関わりを大切に

【看護だより】vol.78 将来の仲間との関わりを大切に

看護部では看護学生の臨地実習受け入れを毎年行っています。臨地実習は講義や演習で学んだことを実際の患者ケアに適用し、応用する能力を身につける場です。そしてさまざまな体験を通し、自己の看護観を養う大切な場でもあります。また指導者自身も看護の考え方や方法を再考し自己成長に繋がります。

私の学生時代の臨地実習はというと、学校が付属の病院を持っていなかったため、領域別に色々な地域(県北、県南)の病院や施設に赴き実習をさせていただきました。珍しい実習では、小児の発育を学ぶための保育園実習や、養護教員の役割を学ぶための小学校実習(自身の出身校)もありました。遠方での実習では、学校が借りあげているアパートやマンションで合宿のように集団生活を行い、そこから実習施設に通っていました。グループの仲間とスーパーに買い出しに行き自炊したこと、順番にお風呂に入ったこと、夜遅くまで実習記録を頑張ったこと、時には寝落ちし学習が不十分で翌日指導者にひどく怒られたこと、それを引率の教員にフォローしてもらい涙したことは思い出深いです。そして実習での患者さま・指導者との出会いや経験は、看護師人生の礎となっています。

現在受け入れる側の立場となり、各学校の領域別実習目的・目標が達成するように、また患者さまとの関わりの中で、学生がひとつでも成功体験できるよう実習担当者は意識しています。将来同じ職業に就く“看護師仲間”との出会いや関わりを大切にしたいと思います。

 

看護部 I