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【看護だより】vol.80 心をこめて「お大事に」

【看護だより】vol.80 心をこめて「お大事に」

秋風の吹く季節になりました。この季節になるとインフルエンザの流行も気になりますね。

私は倉敷平成病院の外来にパートで採用され10年間勤務し、その後正社員になり3年経ちました。採用された時はまだ子供が小学生でした。子供の事などで急なお休みをしなくてはならない時もありましたが、上司や同僚に恵まれ「困った時はお互い様よ。」と快く協力してくれ、気づけばこの言葉を後輩たちに伝えられるようになりました。

それでも、自分の体調が悪く、当日の朝に電話でお休みしたい事を伝えなければならない時、迷惑かけるな、師長さんにも私の変わりに持ち場についてくれる同僚にも申し訳ないな、と思って電話をかけづらい気持ちになることもあります。そんな時も私の上司は「お大事にね。」と温かい対応をして下さり、言葉の持つパワーに心を軽くしてもらえます。

外来では患者さまが診療行為を終え別れの挨拶として「お大事に」という言葉を日常的に使います。しかし、そればかりではなく、なかなか症状が改善せず「お大事になさって下さいね。」、「早く症状がらくになると良いですね。」といたわりの心を込めて伝えることもあります。外来看護師としてそれしかできない状況の時もありますが、気持ちが患者さまに伝われば良いなと思ってお伝えしています。

自分がかけてもらって嬉しかった「お大事に」という言葉を、上司や仲間に支えられているこの職場で今日も患者さまの心に届くように気持ちを込めて伝えていこうと思っています。

外来看護師 N