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【看護だより】vol.83 寝返り

【看護だより】vol.83 寝返り

2024年も立春を迎え、暦の上では春が始まっていますが、まだまだ寒い日が続いていますね。暖かい布団の中でついゴロゴロとしてしまい、気づけば時間が経っている事もよくある今日この頃です。

ゴロゴロといえば・・・寝返りが思い浮かびます。
看護では寝返り=体位変換ですが、看護師として夜勤の独り立ちをした新人の頃、先輩看護師に「体位変換をした?」と聞かれ、できていなかったことがありました。「自分も同じ体勢でずっと寝るのはしんどいでしょ?患者さんも同じだよ。」と言われ、ハッとしたことが思い出されます。

健康的な成人の一晩の寝返りの回数は平均20回前後だそうです。寝返りには体全体の血流を促す役割があり、寝返りが行えないと一般的に「床ずれ」と言われる褥瘡ができるリスクがあります。患者さんの中には身体が不自由で自分で寝返りをすることが難しい方も多く、数時間おきに体の向きを変えるお手伝いが必要なことがあります。
患者さんの体位を定期的に整え、褥瘡を予防していくことも大切な看護の1つなのだと改めて気づかせてもらうことができたエピソードでした。
そういう私は現在、褥瘡委員として日々患者さんの褥瘡予防には励んでいます。

4階東病棟 N