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【看護だより】 vol.17 西日本豪雨災害から1か月余りが経ちました

【看護だより】 vol.17 西日本豪雨災害から1か月余りが経ちました

災害発生以降、被災された方が当病棟にも多く入院されました。

被災地での過酷な環境から体調不良を訴え入院された方、被災病院からの転院を余儀なくされた方、自宅が浸水し住み慣れた家に退院できない方、自宅に取り残され、救出されるまでの体験を鮮明に語ってくれた方…。
災害の恐ろしさ、悲しさを痛感しました。

私自身も、一夜ではありますが、保育園に通う子供を抱え避難所での時間を過ごしました。
災害時の備蓄や、持って出るものの用意などはなく、夜中に慌てて荷造りをして家を飛び出しました。
バスタオルを敷いた固い床にどうにか横になり、夜を明かすのはとても苦痛でした。
長期に渡り避難所での生活を余儀なくされている方の疲労・心労は相当なものであると感じます。

私を含め多くの人が、『晴れの国 岡山』で、そして自分のごく身近に、このような甚大な水害が起こるとは考えていなかったのではないでしょうか。
事前の備えの大切さを身をもって知り、今は災害時の行動について家族で話し、災害用品の準備を行っています。

まだまだ被災地では、過酷な猛暑の中復興作業が行われています。
被災地が一日も早く復興し、元気な倉敷を取り戻せますように。

3東看護師 N・T