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【看護だより】vol.50 ポインセチアのつぶやき

【看護だより】vol.50 ポインセチアのつぶやき

わたくし、昨年の暮れにここに引っ越してきたポインセチアです。
来た当初は、患者さんが「きれいねぇ~」と声をかけてくれていたのですが、みんなが見慣れた頃、
スイートピーさんが隣にやってきました。すると、患者さんが「きれい!なんていう花?」と聞きました。
看護師さんが「スイートピーですよ」と答えると、患者さんは「赤いスイートピーね、きれい」と
言いました。(あれっ?赤いってことは、わたくしのこと?)と喜んだのも束の間、
「赤いスイートピーは、松田聖子でしょう」「そうそう、知ってる、知ってる」
「スイートピーは知らないけど松田聖子は知っている」と患者さん達の話が弾んでいます。

病棟という空間のなかで、きれいな花を見ること、季節を感じることのできるものって
気分が明るくなっていいですね。会話をすること、笑顔になることは、脳の刺激になり、
口の動きもよくなります。脳が刺激されると物覚えがよくなります。口の動きが良くなると
誤嚥を防ぐことができます。

わたくし、ポインセチアの赤色は、昼と夜を交互に与えられることできれいになるんです。
回復期リハビリ病棟の患者さんにもわたくしの「赤のちから」をお裾分けして、リハビリ
の効果がぐんぐんあがるように願いながら、もう少しここに居たいと思っています。

                             4西 ポインセチア