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【看護だより】vol.30 患者さんに寄り添った看護を目指して

【看護だより】vol.30 患者さんに寄り添った看護を目指して

 

私たち看護部は退院支援について取り組んでいます。
「地域包括ケア」の推進により在院日数の短縮化が進んでいます。入院し、完治してもとの生活にそのまま戻ることが望ましいですが、入院前には思いもしなかった治療の介入や、定期的な医療職のフォローが退院後に必要となってしまう人もいます。その方たちは何らかの支援が早急に必要となってきます。退院後の生活に対し、患者さんとその家族は大きな不安を抱えていることが多いです。患者さんとその家族が望む生活の場に、安心、安全に退院できるように支援すること、それが退院支援です。
退院支援は入院時からゴールを見据えた関わりがとても重要となってきます。私たち、3階西病棟では、入院して来られた患者さんが退院支援の介入が必要かどうかをまず判断します。そして支援を要する患者さんに対し、3日以内に病棟でカンファレンスを開いて、入院前の患者さんの日常生活の様子、現在の治療の状態、看護計画、今後の患者さん・家族の意向について話し合いをしています。また週に1回、看護師だけではなく、栄養科や薬剤師、リハビリスタッフ、MSWとカンファレンスを行い、他職種と情報共有を行っています。もちろん何か変わったことがあればその都度、情報交換を行っています。
私たち看護師は患者さんと家族の希望をどうしたら叶えられるのかを一緒に考えていくこと、患者さんと家族が自ら今後のことについて決められるように支援していきたいと思っています。そのためには患者さんと家族にどのような支援が必要なのかを入院時からよくアセスメントし、気がついたことは他職種へ情報伝達を行っていくことが重要だと思っています。病棟で1番患者さんと関わっている時間が長い看護師だからこそ、他職種との架け橋となれるようにしていきたいです。
患者さんと家族が安心して、笑顔で退院してくださることが私の目標です!
これからも患者さんに寄り添った看護を目指し、退院支援を行っていきます!

3階西病棟 M