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お知らせ

【看護だより】vol.29 看護セミナー開催

令和元年7月6日(土)14:00~第29回看護セミナーが開催されました。
今年は『災害看護を考える~被災者、支援者のこころのケア~』をテーマとし、院外からの医療関係者を含め約400名の学びの場となりました。
昨年の西日本豪雨災害から一年。今も復興に向けて活動が続いています。セミナーの始めに、一年前、被災地のボランティア・支援活動に参加した職員が体験発表をしました。変わり果てた被災地の様子や、そのとき感じたこと、考えたことなど具体的な話を聞くことができました。
その後、関西医科大学 看護学部 教授 近藤麻理先生にご講演をいただき、災害の怖さが心に刻み込まれ、生き残るための行動、さまざまな立場での心の葛藤や心理状態を学ぶことができました。命の尊さを知っている看護職だからこそ、生き残るすべを知っておくこと、そしてそのすべを一人でも多くの人に伝えていくことの重要性を教えて頂きました。
先生のお話で、いちばん初めに言われた言葉。
『津波てんでんこ』大切な命を守るため、生き残るための行動。津波が来る時は、命を守るためにそれぞれ逃げる。家族を互いに信頼し合い、自分の命を守るためにもまず逃げる。
生き残るという言葉の重さを感じ、胸が熱くなりました。
自分たちが何をすべきなのか、何ができるのか、参加した方がそれぞれの立場で考えることのできる学び多き会となりました。

看護セミナー担当者