年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	-	91	62	83	118	166	262	603	738	363

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060100xx01xxxx	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	19	2.26	2.65	0.00	63.74
100380xxxxxxxx	体液量減少症	-	-	10.66	-	-
060130xx9900xx	食道、胃、十二指腸、他腸の炎症（その他良性疾患）手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし	-	-	7.74	-	-
060570xx99xxxx	その他の消化管の障害手術なし	-	-	7.24	-	-
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症手術なし	-	-	13.14	-	-

主に消化器系の疾患を担当しています。大腸ポリープの内視鏡切除が１位、急性胃炎が３位となっています。一般内科疾患として脱水症、尿路感染症などにも対応しています。

呼吸器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等２なし	54	16.37	20.57	5.56	89.26
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症手術なし	-	-	13.14	-	-
0400801499x002	肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なしA-DROP スコア2	-	-	15.86	-	-
040120xx99000x	慢性閉塞性肺疾患手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	-	-	13.41	-	-
100120xx99xxxx	肥満症手術なし	-	-	15.16	-	-

高齢者中心の患者層であり嚥下障害をもっている患者が多いため、誤嚥性肺炎の症例が多くを占めています。他科の協力体制もあり、呼吸器科以外でも誤嚥性肺炎の患者を担当しています。呼吸器科ではより重症な患者の対応をしています。睡眠時無呼吸症候群の検査入院も対応しています。ＤＰＣでは市中肺炎が重症度別の区分になっており、ランク外にも多くの症例が存在します。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
160620xx01xxxx	肘、膝の外傷（スポーツ障害等を含む。）腱縫合術等	68	15.16	13.52	0.00	33.43	半月板損傷
160690xx99xxxx	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）手術なし	64	58.27	19.34	6.25	82.63	脊椎圧迫骨折
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術　肩、股等	62	67.68	25.32	11.29	84.73	大腿骨骨折人工膝関節置換術
070370xx99xxxx	脊椎骨粗鬆症手術なし	24	53.00	21.19	4.17	83.00
160980xx99x0xx	骨盤損傷手術なし手術・処置等２なし	21	49.33	19.02	9.52	81.81

スポーツ専門医によるスポーツ外傷・障害に対する治療を行っており症例数では１位となっています。そのほかは高齢者の転倒による負傷が大半を占めています。股関節・大腿近位の骨折、胸椎・腰椎以下骨折損傷、脊椎骨粗鬆症に関しては、在院日数が全国平均より長くなっていますが、手術後、引き続き当院でリハビリを行って退院しているためです。整形疾患は、リハビリテーション科へ転科する場合がありますので、リハビリテーション科も併せてご覧下さい。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
070010xx970xxx	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）その他の手術あり手術・処置等１なし	13	5.69	2.94	0.00	42.46
020320xx97xxxx	眼瞼、涙器、眼窩の疾患手術あり	-	-	4.66	-	-
160200xx0200xx	顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）鼻骨骨折整復固定術等手術・処置等１なし手術・処置等２なし	-	-	3.11	-	-	鼻骨骨折
070010xx010xxx	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等手術・処置等１なし	-	-	5.16	-	-
080006xx01x0xx	皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）皮膚悪性腫瘍切除術等手術・処置等２なし	-	-	5.49	-	-

形成外科では外傷、熱傷、顔面骨折、眼瞼下垂、陥入爪、皮膚腫瘍、母斑（あざ）、瘢痕ケロイド、褥瘡・皮膚潰瘍、難治性下腿潰瘍、腋臭症（わきが）、切断指などを治療しています。整容的、機能的に満足いただけるように治療を行うことを心掛けています。２０２１年度は皮膚がんを含む軟部腫瘍の手術症例が多くなっています。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010160xx97x00x	パーキンソン病手術あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	60	18.37	20.63	1.67	67.78
010160xx99x00x	パーキンソン病手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	47	15.19	17.86	2.13	66.94
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	28	14.25	8.30	3.57	67.89
010050xx02x00x	非外傷性硬膜下血腫慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等手術・処置等２なし定義副傷病なし	21	25.76	11.78	0.00	79.19
010040x099000x	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	18	73.33	18.90	11.11	69.00

ニューロモデュレーション（神経調節治療法）センターが開設されてから、パーキンソン病の患者が増加しています。また、救急搬送からの頭部外傷症例も多く見られるのは、当院が救急応需を理念に掲げている現れです。非外傷性の出血症例も多く診ています。回復期リハビリの対象症例を含むものは在院日数が全国平均より長くなっています。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
030400xx99xxxx	前庭機能障害手術なし	55	3.73	4.92	0.00	66.07	眩暈
030410xxxxxxxx	めまい（末梢前庭以外）	25	2.88	4.92	0.00	68.40	眩暈
030250xx991xxx	睡眠時無呼吸手術なし手術・処置等１あり	19	2.00	2.03	0.00	60.16
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎	-	-	6.47	-	-
030340xxxxxxxx	血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎＜鼻アレルギー＞	-	-	5.64	-	-

前庭機能障害（耳性めまい）の症例が一番多くなっています。次いで、めまい（末梢前庭以外）、睡眠時無呼吸症の検査入院症例となっています。慢性副鼻腔炎は手術症例の入院です。

リハビリテーション科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術　肩、股等	22	82.64	25.32	0.00	86.95	大腿骨骨折人工膝関節術
160690xx99xxxx	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）手術なし	11	81.64	19.34	0.00	86.09	脊椎圧迫骨折
160980xx99x0xx	骨盤損傷手術なし手術・処置等２なし	11	79.27	19.02	9.09	82.82
070370xx99xxxx	脊椎骨粗鬆症手術なし	-	-	21.19	-	-
160800xx99xxxx	股関節・大腿近位の骨折手術なし	-	-	15.02	-	-	大腿骨骨折人工膝関節置換術

各疾患とも整形外科の急性期治療の後転科したものです。１位は大腿骨の骨折、２位と４位は脊椎の病的骨折になります。すべて回復期リハビリテーション病棟での診療となり、在院日数が全国平均より長くなっています。

脳神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
010060x2990411	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２４あり定義副傷病１あり発症前Rankin Scale 0、1又は2	78	35.12	17.48	5.13	73.54	脳梗塞Ⅰ 脳梗塞Ⅱ 脳梗塞Ⅲ
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等２なし	42	34.98	20.57	19.05	85.48
010230xx99x00x	てんかん手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	38	6.68	7.22	2.63	70.21
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症手術なし	30	13.47	13.14	10.00	82.43
010061xxxxx0xx	一過性脳虚血発作手術・処置等２なし	23	7.13	6.40	4.35	79.17

上位５位の内、脳梗塞が約６割を占めています。発症4.5時間以内であれば、血栓を溶かす治療（t-PA療法）の適応となります。t-PA は、発症3カ月後の社会復帰率を改善する効果のある薬で、1時間かけて点滴治療を行います。t-PA治療の適応がない場合も、各種薬物療法（抗血小板剤・抗凝固薬、脳保護薬など）と入院早期からのリハビリテーションを行い、症状の改善をはかります。
当院は、脳卒中内科・脳神経外科・神経内科がチームを組んで、２４時間３６５日積極的に治療を行っています。脳梗塞は回復期リハビリの対象疾患であるためほとんどの方が回復期リハビリ病棟を経由して退院しています。従って平均在院日数も全国平均より長くなっています。脳神経疾患ではそのほかてんかん患者の入院、脳梗塞の前兆でもある一過性脳虚血発作も患者が多くなっています。嚥下障害をもっている高齢者患者が多いため、誤嚥性肺炎の症例も多く診ています。

婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
12002xxx02x0xx	子宮頸・体部の悪性腫瘍子宮頸部（腟部）切除術等手術・処置等２なし	17	1.18	3.05	0.00	38.35
120240xxxxxxxx	腟及び外陰の非炎症性障害	12	1.00	4.36	0.00	24.17
140600xx02xxxx	女性性器の先天性異常会陰形成手術等	-	-	5.16	-	-
120180xx97xxxx	胎児及び胎児付属物の異常その他の手術あり	-	-	5.63	-	-
120230xx02xxxx	子宮の非炎症性障害子宮鏡下子宮中隔切除術、子宮内腔癒着切除術（癒着剥離術を含む。）等	-	-	2.50	-	-

症例数としては子宮頚部切除術での入院がトップとなっています。子宮頚部高度異形成および上皮内癌（ＣＩＮ－３）の場合に実施します。２０２１年は処女膜切開術での入院も増加しています。

代謝内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
10007xxxxxx1xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）手術・処置等２１あり	20	18.15	14.41	0.00	69.20
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等２なし	-	-	20.57	-	-
10007xxxxxx0xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）手術・処置等２なし	-	-	11.15	-	-
050130xx9900xx	心不全手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし	-	-	17.35	-	-
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症手術なし	-	-	13.14	-	-

基礎疾患として糖尿病罹患者は、合併症予防のため糖尿病専門医が治療にあたり、合併症管理を行っています。高齢者の誤嚥性肺炎や心不全などにも対応しています。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	-	-	-	-	-	-	1	8
大腸癌	-	-	-	-	-	-	1	8
乳癌	-	-	-	-	-	-	1
肺癌	-	-	-	-	-	-	1	8
肝癌	-	-	-	-	-	-	1

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	-	-	-
中等症	16	15.5	85.31
重症	-	-	-
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	167	43.85	76.62	7.88
その他	36	65.75	73.86	3.45

内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術　長径２センチメートル未満	19	0.26	1.00	0.00	63.74
K0461	骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿	-	-	-	-	-	大腿骨骨折人工膝関節置換術
K654	内視鏡的消化管止血術	-	-	-	-	-
K282-2	後発白内障手術	-	-	-	-	-
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置　頭頸部その他に設置した場合	-	-	-	-	-

内科にて消化器科疾患を含めて診療しており、大腸ポリープ切除が１位となっています。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K0461	骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿	81	4.51	66.38	12.35	85.12	大腿骨骨折人工膝関節置換術
K079-21	関節鏡下靱帯断裂形成手術　十字靭帯	35	1.00	10.26	0.00	21.46
K0811	人工骨頭挿入術　肩、股	35	6.03	63.03	2.86	83.51	大腿骨骨折人工膝関節置換術
K069-3	関節鏡下半月板縫合術	33	1.03	16.21	0.00	46.12	半月板損傷
K069-3	骨内異物（挿入物を含む）除去術　前腕、下腿	22	1.00	1.73	0.00	41.77

１位と３位は大腿骨近位骨折に対する手術となっており、多くのケースが手術後回復期リハビリテーション病棟へ転棟しリハビリテーションを実施しています。術後日数が長くなっているのはそのためです。また、スポーツ外傷・障害に対する手術も多く行っています。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K2191	眼瞼下垂症手術　眼瞼挙筋前転法	25	0.00	1.00	0.00	74.88
K2193	眼瞼下垂症手術　その他のもの	11	0.00	1.00	0.00	77.73
K2172	眼瞼内反症手術　皮膚切開法	-	-	-	-	-
K0072	皮膚悪性腫瘍切除術　単純切除	-	-	-	-	-
K333	鼻骨骨折整復固定術	-	-	-	-	-	鼻骨骨折

形成外科では外傷、熱傷、顔面骨折、眼瞼下垂、陥入爪、皮膚腫瘍、母斑（あざ）、瘢痕ケロイド,褥瘡・皮膚潰瘍、難治性下腿潰瘍、腋臭症（わきが）、切断指などを治療しています。整容的、機能的に満足いただけるように治療を行うことを心掛けています。２０２１年度は眼瞼下垂症手術を最も多く行っています。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K181-2	脳刺激装置交換術	39	1.85	12.41	2.56	69.56
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	27	2.44	27.11	0.00	80.70
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む）	23	23.13	42.52	34.78	79.43	胃瘻
K1812	脳刺激装置植込術（頭蓋内電極植込術を含む）　両側の場合	15	4.20	20.87	0.00	62.40
K1901	脊髄刺激装置植込術　脊髄刺激電極を留置した場合	10	2.20	10.90	0.00	58.20

ニューロモデュレーションセンターが開設され、脳刺激装置の手術、脊髄刺激装置の手術を多く行っています。２位の慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術は、要因としては頭部外傷によるものと内科的要因による出血があります。経口摂取不能患者に対する胃瘻造設術も脳神経外科で対応しています。

婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K867	子宮頸部（腟部）切除術	17	0.06	0.12	0.00	38.35
K845	処女膜切開術	15	0.00	0.00	0.00	25.87
K8521	腟壁裂創縫合術（分娩時を除く）　前又は後壁裂創	-	-	-	-	-
K861	子宮内膜掻爬術	-	-	-	-	-
K9091ﾛ	流産手術　妊娠11週までの場合　その他のもの	-	-	-	-	-

子宮頚部高度異形成に対して子宮頚部切除術を施行する症例が最多となっています。その他、子宮内膜増殖症などの過多月経の症例に対し子宮内膜掻爬術や不妊治療の一貫として流産手術等を実施しております。２０２１年度は処女膜切開術が増加しています。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	-	-
180010	敗血症	同一	-	-
180010	敗血症	異なる	10	0.4
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	-	-
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

令和３年度 倉敷平成病院 病院指標

令和３年度倉敷平成病院病院指標