社会医療法人全仁会(ぜんじんかい) 倉敷平成病院 倉敷平成病院
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脳卒中治療
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倉敷平成病院の脳卒中治療の特徴 脳卒中とは?
救急体制 治療
検査 退院支援
脳卒中の予防  

倉敷平成病院の脳卒中治療の特徴


倉敷平成病院では、開設当初より脳神経疾患の専門病院として、急性期、回復期、そして在宅に至るまで、治療の質の向上に努めています。

【充実した急性期医療チーム】

当院では、神経内科医4名(専門医3名)、脳神経外科医3名(専門医3名)に加え麻酔科1名の計8名により、脳卒中急性期チームを組んでおります。急性期医療チームがより一層充実しました。

治療の必要のある脳卒中患者さんを24時間365日いついかなるときでもお引き受けできるように、外科系、内科系、リハビリ専門医が一つのチームを組んで包括的に治療にあたる体制を備えています。

【脳卒中についてメディアで紹介】

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脳卒中とは?

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気です。脳の血管が詰まる病気を『脳梗塞』、脳の血管が破れるタイプの病気を『脳出血』、あるいは『クモ膜下出血』といいます。脳卒中は、がん、心臓病に次いで日本における死因の第3位となっています。 (厚生労働省 平成20年 人口能動統計の年間推計より)
脳卒中では以下のような症状が突然起こります。

  • 片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる
    (手足のみ、顔のみの場合もあります)
  • ロレツが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない
  • 力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする
  • 片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける
  • 経験したことのない激しい頭痛がする

社団法人 日本脳卒中協会HPより)

上記のような症状が出た場合、おさまったからといって放置することが最も危険です。
医師の診察を受ける必要があります。

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救急体制

脳卒中患者を24時間体制で受け入れ、脳神経外科医と神経内科医、さらに放射線技師が連携して治療を行います。 脳卒中は、虚血性心疾患とともに急性期治療が重要であることは言うまでもありません。 神経内科医3人(専門医2人)、脳神経外科医3人(専門医2人)で、うち脳卒中専門医は2人です。 これらの医師が、夜間でも当直医とオンコールで連携して脳卒中の治療にあたります。

*
倉敷平成病院の救急診察室は、主に救急車で搬送された患者様の初期診断と治療を行います。また、エレベーターで2Fに移動し、すぐの場所に手術室が配置されており、緊急の手術にも迅速に対応できる小回りのきく“機能的配置”になっています。

【消防救急との連携】

倉敷地区(人口50万)で年間約700名の方が脳卒中で救急搬送されるそうです。これらの方々の社会復帰される率を上げていくことが大切です。当院では消防救急との連携に努めています。 

2007年9月14日(金)
倉敷市救急隊員研修会『脳卒中の急性期治療』高尾聡一郎

2009年12月6日(日)
急性期脳卒中医療シンポジウム『小回りのきく救急体制』篠山英道

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治療

【内科的治療】

血栓溶解剤(t-PA製剤)主に投薬で治療をしていきます。血栓を溶かしたり(抗凝固薬)、血液の中の血小板が凝り固まらないよう(抗血小板薬)にします。
発症から3時間以内の超急性期の脳梗塞には、血栓溶解薬(tーPA静注:写真)を適応することが可能です。 t-PAは、2005年10月より保険適用となりました。
tーPAとは、脳梗塞発症後3時間以内の超急性期に使用することができる薬で、今までの治療では麻痺や失語などの後遺症が残ってしまう方でもt-PA使用により後遺症なく治療可能な場合もあります。しかし、発症3時間をこえてからt-PAを使用した場合は致死的脳出血の合併症が起きるため、適応がとても限られてしまう治療です。
岡山県内では13の病院でt−PAを使った治療が24時間可能です。
⇒リンクPDF:岡山県保健医療計画(脳卒中の医療連携体制・医療機関等一覧)

【外科的治療(手術)】

外科的治療の様子

2007年4月より倉敷平成病院では脳神経外科の医師が3名となり、夜間、休日でも診察や手術を行える体制が強化され、脳卒中急性期疾患の緊急手術にも対応可能です。

当院のには、最新型の手術用顕微鏡(ライカ社のM520)が導入されています。 脳神経外科の手術は脳の細い血管や細かい構造を扱う手術であり、最新型の顕微鏡により、安全かつ円滑な手術を実現しています。(術野が大変明るくシャープな映像で、手術の結果も良好です。)

脳内出血(被殻出血、皮質下出血)に対しては開頭血腫除去術を行い、良好な結果を得ています。
また、開頭血腫除去術の不可能な部位の出血(視床出血など)に対しては、定位的血腫除去術を行っています。

くも膜下出血に対しては、積極的に発症早期に開頭クリッピング術を施行しています。
手術を行うことが難しい症例や、血管内治療の方が有効と考えられる症例に対しては、岡山大学脳神経外科血管内治療グループと連携して、血管内手術(カテーテルによる手術)を行います。

未破裂脳動脈瘤に対しても手術を行っています。手術適応を慎重に判断し、手術を行った方が良いと考えられた場合には開頭クリッピング術、血管内手術を選択して手術を行います。
未破裂脳動脈瘤の手術適応で、お悩みの方は、セカンド・オピニオン外来へご相談下さい。
セカンド・オピニオン外来へ
脳腫瘍に対しては、ほぼすべての脳腫瘍に対して手術対応が可能です。

【リハビリテーション】

リハビリテーション

急性期のリハビリテーションでは発症・受傷直後および手術前後から治療・訓練を開始しています。全身状態を配慮し速やかに回復期リハビリテーション病棟へ移行できるよう治療・訓練を行っています。

回復期リハビリテーションでは脳血管疾患の患者様を主に対象としており、寝たきり防止と在宅復帰を目指しています。365日リハビリテーション(訓練)が出来るよう人員配置しています。それに加え医師、病棟看護師、介護福祉士と協力しあいながら現在の能力を最大限に生かせるメニューを考え、患者様の意向に沿えるようチームアプローチを心掛けています。介助方法などの説明や指導、お家へ帰られる場合の住宅改修や環境設定などのアドバイスもご本人、ご家族様と相談し、より快適に安楽に過ごせる方法を一緒に考えていきます。
リハビリテーション部へ

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検査

【CT検査】

●マルチスライスX線CT検査

より早く、より診断に役立つ情報を得たいという声に呼応してマルチスライスCT(TOSHIBA社製 Aquilion16)が稼働しています。
マルチスライスCTは今までのCTに比べ、人体を広く・早く・正確に捉えることができます。
特徴として、

  • 胸・腹部等の息止めが必要な部位では、10秒程度の一回の息止めで撮影が可能となり、患者さまに楽に検査を受けていただくことが可能です。
  • その得られた画像から3D(3次元)画像、MPR(任意断面再構成)画像を作成することができ、より正確な診断の手助けとなります。
  • 造影剤を使用することにより、さらに診断に役立つ画像を得ることができます。(造影剤使用にあたっては、副作用をひき起こさないよう、事前に問診を詳しくとらせていただきます)
マルチスライスCTは、患者さまへの負担を軽くしつつ、正確な診断を素早く得るための装置です。


【MR検査】

X線撮影やCT検査のようにX線を使用することなく(X線による被爆がありません)、代わりに強力な磁場と電波を使用することによって体内の状態を画像化する検査です。
体内の様々な病巣を発見できますが、特に脳や全身の血管、卵巣や前立腺等の下腹部、四肢などの病巣に関しては圧倒的に検査能力が優れています。MRI装置ではCT検査のように造影剤を使用しなくても血管像を描出することもできます。

●3.0テスラMRI装置
当院では、2機のMR装置が稼動しており、内1機については、2009年6月より従来の装置よりも磁場強度が2倍の3.0テスラMRI装置(PHILIPS社製 Achieva 3.0T X-series)が稼働中です。今まで見つかりにくかった微弱な病変が鮮明に描出できるようになり、重大な結果を招く可能性のある病気の早期発見が期待できます。 3.0テスラMR装置は、従来のMR装置に比べ、非常に高い磁場強度でより精密な検査を行うことができます。この3.0テスラMRI装置導入は岡山県西部地域では初となり、国内でも設置台数の少ない超高磁場最新型装置です。

3.0テスラMRI 3.0テスラMRI
3.0テスラMRIのクオリティ
[左]頭部、[中]海馬の精査、[右]関節(膝)


【血管造影撮影(DSA)】

血管造影検査は、「カテーテル」と呼ばれる直径1〜2o程度、長さ50〜100cm程の管を足の付け根や腕の血管に挿入し、目的となる所の血管まで送り込んで、造影剤という薬を流しながらX線撮影を行ないます。すると、血管の形態や血流 の状態が連続的に観察でき、動脈瘤・静脈瘤・動静脈奇形・ 動脈硬化、あるいは血栓症による血管の狭窄および閉塞な どの病変が診断できます。最近では、血管を撮影する方法として、X線CTやMR装置等もありますが、血管撮影専用のX線 装置で検査を行なうことで、より細かい血管や血流動態の把握などを行うことができます。検査に要する時間は、通常1時間程度で、痛みはカテーテルを挿入する際に局所麻酔注射する時の痛みだけで、ほかに苦痛となる痛みは殆どありません。

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退院支援

当院では、脳卒中治療を終えた患者様のアフターフォローとして、退院支援にも力を入れています。退院時の相談支援、施設での療養、その後の外来・通所・在宅でのリハビリ、介護サービス等のご相談も受けております。お気軽に医療福祉相談室へご相談下さい。
医療福祉相談室へ

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脳卒中の予防

脳卒中の危険因子である高血圧、糖尿病、不整脈(心房細動)、喫煙、過度の飲酒、高コレステロール血症に注意しましょう。
高血圧・糖尿病・高コレステロール血症を予防するために塩分・脂肪分控えめの食事、適度な運動、肥満を避けることが重要です。

●脳卒中予防十か条●

  1. 手始めに 高血圧から 治しましょう
  2. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
  3. 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
  4. 予防には タバコを止める 意志を持て
  5. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
  6. 高すぎる コレステロールも 見逃すな
  7. お食事の 塩分・脂肪 控えめに
  8. 体力に 合った運動 続けよう
  9. 万病の 引き金になる 太りすぎ
  10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

社団法人 日本脳卒中協会HPより)

平成ドックセンターでは、MRIやMRAなどの最新鋭の診断装置により、未破裂動脈瘤の発見、脳梗塞の有無、脳動脈硬化の程度などが診断できます。
よりよき人生のために脳ドックで定期的な健康チェックを。
脳ドックセンターへ

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