(太田裕介 野村長久 廣納麻衣 藤井清香 )
平成17年4月から,乳腺甲状腺外科を倉敷平成病院で開設しております.近年,日本の乳癌患者は急速に増加し,年間約3万5千人の罹患数で,25~30人に1人の割合で乳癌になる計算になります.現在,予防法はなく,早期発見が重要であります。北欧では,積極的にマンモグラフィという乳房のレントゲン写真を用いた検診を行った結果,乳癌の死亡率が減少しています.残念ながら日本では,ようやく積極的に検診を行うようになった段階です.現在検診はマンモグラフィと視触診の併用が最も有用とされております.マンモグラフィには,読影資格があり,当科では全員その資格を有しています.乳癌を取り扱うにあたり,的確に診断できることが最も大事なことです.さらに,平成17年7月から県下初のマンモトームが導入されました.マンモトームは,触ってもわからないが,マンモグラフィで癌が疑われる微小病変を,的確に採取する検査で,今後増えるであろう微小乳癌を同定するのに非常に役立ちます.また,甲状腺疾患も専門で行なっております.甲状腺疾患には,甲状腺癌や良性腫瘍などの腫瘍性病変とバセドウ病や橋本病などの機能異常の大きく2つに区分できます.当科では,採血検査や超音波検査,CT検査等を行い,正確な診断を心がけております.乳腺や甲状腺でお悩みの方はお気軽に受診していただけたら幸いです。
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