ホルター心電図検査について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!
私が臨床検査部に来てから早くも半年が経ちました。少しずつ出来る仕事を増やし当直にも数回入りましたが、まだまだ緊張感が強く落ち着かない当直をこなすおばちゃん新人です。
四月になり臨床検査部にも若い新人が三名入ってきました。やる気に満ち溢れていて素敵です。残念ながら若い体力と記憶力には勝てませんが、おばちゃんだから気付けること・出来ることがあると思うので私も若者に負けないように頑張りたいと思います。

ところで、皆さんは脈が飛ぶ・動悸・息切れ・めまい・胸の痛みなど感じたことはありませんか?これらの症状がある時に心電図検査がよく行われますが、通常の心電図検査は記録時間が短い為、不整脈などの心電図異常をとらえられない場合があります。
不整脈や狭心症の発作はいつ起こるか分かりませんから、もっと長い時間連続的に心電図をみたい・・・そんな時に行うのがホルター心電図検査です。
携帯型長時間心電図ともよばれ、当院では心電図だけ記録するタイプと心電図と血圧を同時に記録するタイプのものがあります。
小型の機械を取り付け、自宅にて過ごしていただき、翌日取り外しに来ていただきます。
24時間の記録の中で、食事・睡眠・労作・症状のあった時間など行動記録メモを記入していただき、日常生活の中の総心拍数やどんな時にどんな不整脈がどのくらいの頻度で出ているのか?危険な不整脈は出ていないか?狭心症など心臓の虚血(心臓を養う血管の血流が悪くなる)を疑う心電図変化や血圧の変化はないか?を見ます。
不整脈の感じ方は人それぞれで、頻回に出ていたり危険な不整脈が出ていても全く症状のない人もいれば、敏感に感じ取って不快に思う人もいます。また時には症状があっても心電図には変化が見られなかったという人もいます。
通常の心電図検査で変化が見られなかった人でも、気になる症状があるなら一度医師にご相談されてみてはいかがでしょうか?
臨床検査部 H.O

BLS研修を行いました

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

先月中旬頃、当院放射線部にてBLS研修が行われました。
BLSって何と思われる方もいらっしゃると思います。
BLSとはBasic Life Support(一次救命処置)の略称です。一次救命処置とは、急に倒れたり、窒息を起こした人に対してその場に居合わせた人が、救急隊や医師に引き継ぐまでの間に行う応急処置のことです。専門的な器具や薬品などを用いずに行う処置であり、胸骨圧迫と人工呼吸からなる心肺蘇生法(CPR)、そしてAEDの使用を主な内容としています。正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことが出来ます。
具体的には、
意識のない人に対して、呼びかけを行い、①応答がない、②脈がない、③自発呼吸がないまたは正常な呼吸をしていない、ことを確認後、近くの人に緊急事態であることを伝え、AEDと救急車の要請を行い、救急車到着までの間、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を30:2の回数で繰り返す。
途中2分ごとにAEDで心臓の動きを解析、必要であれば電気ショックを行う。
となっています。
今回放射線部では、BLS研修用の人形を使用して、「CT検査後に気分不良を訴えた患者さんが、そのまま意識不明になり心停止」という想定で研修を行いました。BLS研修自体は毎年全職員が受けているので、方法や手段は熟知しているのですが、今回のように実際の現場を想定した流れでというのは初めてだったため、例年よりも緊迫感がありました。
もし自分の目の前で緊急事態が発生した場合には、即座に行動に移れるよう、日頃からの訓練は必要だと再認識しました。
BLSに関してもう少し詳しく知りたい方は、インターネットで検索すればたくさん出てきますので、興味のある方一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
放射線部 千

平成29年度倉敷平成病院リハビリテーション勉強会『胸郭運動システムの再建法』報告

先日ご案内いたしました平成29年度倉敷平成病院リハビリテーション勉強会『胸郭運動システムの再建法』のご報告です。

平成29年4月8・9日の2日間、当院にて文京学院大学の柿崎藤泰先生をお招きし、講習会を開催しました。今回は『胸郭運動システムの再建法』をテーマにご講義を頂きました。先生の日頃の研究や臨床からつちかった胸郭運動についての知見に基づき、臨床でどのように胸郭について評価・治療しているのか話して頂きました。
今回の講習会を通して、胸郭を見る上で呼吸器・運動器として胸郭を2つの視点で見ることの大切さを学べたと思います。

また遠くから多くの先生方に参加して頂くことができました。
ご参加して下さりました先生方には心からお礼を申し上げます。

今後も倉敷平成病院では講習会を企画・運営していきたいと思います。
多くの先生の参加をお待ちしています。

倉敷平成病院 リハビリテーション科 川元 康平

筋肉の種類とトレーニングについて~通所リハビリより~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

前回、通所リハビリからの記事で筋肉の減少した状態を示すサルコペニアについて紹介をさせて頂きました(2017年3月9日をご参照下さい)。今回はサルコペニアへの対策として、筋力トレーニングについて紹介します。
一般に、筋肉は赤筋、白筋の大きく2種類に分類されると言われています。それぞれの筋肉の特徴を知っていると、より効率の良いトレーニングが行えるようになります。
まず、赤筋は遅筋とも言われ、ゆっくりと力が入り、強い力も発揮しにくいですが、持久力があり疲れにくいという特徴があります。持久力を必要とするマラソンランナーはこの赤筋が発達しています。
一方、白筋は速筋という別名の通り、力が入る速度が速く、強い力を発揮しやすいと言われています。しかし、疲れやすいという面もあります。瞬発力を必要とする短距離ランナーはこの白筋が発達しています。
これらの筋肉は目的とその特徴に合わせた鍛え方をする必要があります。長い距離を歩けるように赤筋を鍛えて持久力をつけたい場合は、軽い負荷の運動で回数を多く行うと効果的です。目安としては20回を3セット程度、いずれの運動も筋肉の疲労を感じない負荷で行うのがポイントです。またウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動も効果的ですが、休憩は短く行うようにし、足が重くなったら終了するようにして下さい。
対照的に、立ち上がったり、高い段に数段昇ったりするような瞬発的な力を付けたい場合は白筋を鍛えましょう。白筋を鍛えるには強い負荷で行うようにしましょう。10回行うのがきつい位の負荷で10回1セットを行い、1分程度の休憩を挟みながら疲れを感じるまで続けるのがポイントです。ただし、翌日動けなくなってしまったということの無いように、少しずつセット数を増やすように気を付けて下さい。
いかがでしょうか、少し複雑な内容になりましたが、みなさんのご自宅でのトレーニングに活用してみて頂ければと思います。当通所リハでは、担当スタッフが利用者様の目標に合わせた運動プログラムを作成し、実施して頂いています。日常生活でお困りの方、もっと活動の場を広げたい方、ぜひ見学お待ちしています。

倉敷老健通所リハビリテーション 理学療法士 O・Y

糖尿病リンクナース誕生

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

当院で糖尿病リンクナースが誕生しました。
昨年度から院内認定の糖尿病リンクナースを育成し、糖尿病認定看護師と薬剤師、管理栄養士とともに病棟の糖尿病患者さんを対象に回診をします。
院内認定ではありますが、糖尿病に対する知識・技術をもったスタッフを育成しています。
毎年新たな糖尿病療養指導士も誕生しています。
これからも平成病院に入院される患者さんの良好な血糖コントロールを目指し、患者さんが上手に糖尿病と付き合っていけるよう支えていきます!

糖尿病療養指導士K

第89回糖尿病料理教室

カテゴリー: 栄養科, 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:


4月1日(土)倉敷生活習慣病センターにおいて「第89回糖尿病料理教室」を開催しました。

前年度から続いている世界旅行シリーズはいったんひと休みして、今回はお花見弁当を作りました。桜満開になるかと思いきや…今年の開花は遅めだったためお花見はおあずけ。しかし、花形の大根や蓮根挟み焼、八ッ橋をはじめ、たけのこやふき、菜の花など春野菜をふんだんに使い、お弁当箱の中身は色鮮やかな食材で春満開になりました♪

次回は6月10日(土)開催予定です。初夏らしいメニューをそろえて、皆様の参加をお待ちしております。

💛デザートタイム💛

シナモンを効かせたおなじみの八ッ橋
生地でいちごとマービーのあんこを包みました。
中の具をいろいろ変えて、アレンジも出来そうですね♪

◎本日のメニュー◎

○ 2色おにぎり:刻んだ小梅と菜の花を混ぜ込んだ2色おにぎりを作りました。
○ 鮭のねきチーズあん:ねぎと2種のチーズを使った濃厚なあんを焼いた鮭に塗りました。
○ エビの蓮根挟み焼き:エビと豆腐をよく混ぜ合わせて、レンコンで挟んで焼いています。低カロリーでのボリュームあり!
○ 大根梅酢漬:桜型で抜いた大根を梅酢で漬けて、ほんのりピンク色に仕上げました。
○ 煮物盛り:にんじん、こんにゃく、いんげんを入れた信田巻きとふき、たけのこの煮物で春らしい一品に。
○ 和風ナムル:薄口しょうゆ、みりん、白ゴマで和風に仕上げました。
○ すまし汁:とろろ昆布のすまし汁に手まり麩と結び三つ葉を飾り、上品に。
○ 八ッ橋:電子レンジを使用して簡単に作れます。生地は薄く伸ばすとおいしいですよ。

計504kcal
たんぱく質30.5g、脂質9.5g、炭水化物80.1g(糖質74.0g、食物繊維6.1g)、塩分2.4g
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

糖尿病療養指導士 S.H.

通所リハの共同作品「桜」を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

 平成29年度新年度スタートです。通所リハの共同作品、今月は「桜」です。桜の満開の様子を表現するのにバランスをとるのが難しかったです。また、中心の緑の部分の分量や木の幹を切る作業も大変でしたが協力して取り組みました。
個人的には桜の花の中心の切り込みを工夫しました。外来に桜が咲きました。

今年度も毎月の作品を通して通所リハビリの活動をお届けできたらと思っています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

通所リハビリ

栄養科通信vol.116 『新型栄養失調になっていませんか?』

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

 

先日、ここ数年栄養失調になる人が増えているというニュースを見て驚きました。

その内容とは…3食しっかり食べているのに、必要な栄養が足りず低栄養の状態に陥ることを『新型栄養失調』と言い、厚生労働省の調べでは、70歳以上の5人に1人が該当するとされています。

この飽食の時代に栄養失調になる理由のひとつは、食事バランスの悪さ。

高齢者は健康を気にしたり、食が細くなったりして、肉や卵を控える傾向にあります。それが過ぎると体に必要なタンパク質が十分に取れなくなり、結果的に栄養が不足してしまうのです。さらに、消化吸収能力が落ちることで、食べ物を効率的にエネルギーに変えることができず、“年寄りだからあまり食べなくていい”という考えがさらに拍車をかけてしまいます。

新型栄養失調は高齢者だけの問題ではありません。

近ごろは40代や50代の働き盛りにも増えており、高齢者とは違って、タンパク質はしっかり取っているけれど、ビタミンやミネラルが含まれる野菜や果物などが足りないことで隠れた栄養失調を起こしているとされています。

 

《 新型栄養失調を防ぐ方法 》

  • 同じものを食べ続けない

毎日同じものを食べていると必然的に栄養が偏ってしまいます。ランチは毎日違うメニューを選びましょう。

  • 早食いをやめる

ゆっくり食べて咀嚼を増やせば、食べ物から栄養を吸収しやすくなります。血糖値の上昇を抑え、肥満防止にも役立ちます。

  • タンパク質を食べ分ける

同じタンパク質でも、肉ばっかりに偏らないように、“食べ分け”がおすすめ。魚や大豆、卵、乳製品などを利用しながらいろんな食材を摂取しましょう。

  • 毎食1品は野菜メニューを摂る

毎食1品は野菜を摂りましょう。麺類を食べる場合でもチャーシュー麺を野菜たっぷりのチャンポン麺にするだけで摂取量UP。

 

働き盛りの方々は、毎日焼き肉、ラーメン、牛丼など偏った食事になりがち。加えて、たばこやストレスも体内のビタミンを壊してしまいます。必要な栄養素を十分補給するために、毎食バランスを意識したメニュー選びを心がけましょう。

S.H

アレルギー検査のご紹介

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。平成脳ドックセンターです。
月のブログでも少しお伝えしましたが、4月より「MAST36(マスト36)」というアレルギーの原因となる物質を調べる血液検査を始めました。この検査はアレルギー症状を引き起こす可能性が高い36種類のアレルゲンの測定が可能で、検査結果は項目ごとにクラス0~6で示され、どの物質にアレルギーが出やすいか分かるようになっています。この検査をして自分にアレルギーが出やすい物質が分かれば、その物質を除去・回避することでアレルギー症状の慢性化・難治化を抑えることができるようです。この検査はオプション検査ですのでぜひ健康診断やドックに併せてお申込みください。

特定原材料7品目のアレルゲンもカバーしています

  • 食物アレルゲン20項目
    ・トマト・桃・キウイ・バナナ・ゴマ・ソバ小麦ピーナッツ・大豆・米
    ・マグロ・サケ・エビカニミルク・豚肉・牛肉・鶏肉・オボムコイド(卵)・卵白
  • 花粉アレルゲン8項目
    ・オオアワガエリ・カモガヤ・ブタクサ
    ・ヨモギ・スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバ
  • 環境アレルゲン4項目
    ・コナヒョウダニ・ハウスダスト・ネコ皮屑・イヌ皮屑
  • その他アレルゲン4項目
    ・カンジダ・アルテルナリア・アスペルギルス・ラテックス

脳ドックセンターF

倉敷ニューロモデュレーション上利センター長のインタビューが山陽新聞メディカVol143に紹介されました。

山陽新聞メディカvol.143(平成29年4月4日(火))に、倉敷ニューロモデュレーションセンター上利センター長のインタビューが掲載されました。
脳深部刺激療法(DBS)と脊髄刺激療法(SCS)について紹介されています。
是非ご覧ください。山陽新聞のホームページはこちらです
秘書広報室