インスリン節約生活

カテゴリー: 平成南町クリニック | 投稿日: | 投稿者:

血糖値やHbA1c値は正常範囲なのに絶食時のインスリン値が高くHOMA―R高値の患者さんがおられました。特に肥満体ではありません。インスリン分泌能の指標であるHOMA-βは基準値以上です。糖尿病にならないようにする為に、糖質摂取を減らしてインスリンの必要量を少なくする食生活に変えるようにと説明しました。
高血糖のみでなく高インスリンも発癌・動脈硬化・アルツハイマー病・パーキンソン病などの発症リスクになると言われています。
インスリン分泌が充分であれば高血糖や糖尿病にはならないのですが、インスリン分泌をなるべく少なくすることが望ましいのです。インスリン分泌を節約できる食生活のためには糖質を摂り過ぎないような工夫が必要です。

高血糖になりやすい食品(即ちインスリン分泌を促進させる食品)の代表的なものに砂糖入りの炭酸飲料水がありますが、天然ジュースや牛乳にも糖質は多く含まれます。
飲物容器についているバーコードを読み取って、含まれる糖質量を角砂糖1個4gで換算して何個分の角砂糖に相当するかを表示する「サトウさん」という無料アプリがあります。我が家で飲んでいる牛乳900mLには11.1個、野菜ジュース200mLには4.1個、午○の紅茶ストレートタイプ500mLには10.5個分、天然ぶどうジュース160mLには5.2個分でした。

襟裳岬(森進一)の歌詞に「君は二杯目だよね コーヒーカップに角砂糖ひとつだったね・・・」とありますが、飲物に角砂糖を入れるとして普通1~2個です。それらに比べると市販の飲物にいかに多くの糖質が入っているのかがよく判るアプリです。(ピークに達するまでの時間を別にすれば、血糖値上昇に関しては砂糖も他の糖質もほぼ同じです)ブドウ糖や果糖、乳糖などの甘い糖類だけでなく澱粉を含む糖質の量を気にする習慣をつけましょう。

当院の診療に際して、本年も多くの職種の方々のお世話になりました。ここに御礼を申し上げます。
私事で恐縮ですが来年は年男です。年神様の御加護が多くありますことを願っています。

平成南町クリニック  玉田