日別アーカイブ: 2021年10月20日(水曜日)

秋の果物

カテゴリー: 平成南町クリニック | 投稿日: | 投稿者:

私の誕生日は10月なので、柿 葡萄 無花果 蜜柑などの果物が豊富な季節であり多くの果物が一度に味わえて、子供頃はとても嬉しかったのを覚えています。成人になってからも果物は大好きで、毎日必ず何かの果物を食べていました。ところが最近は果物が欲しくて堪らないことは無くなり、何日も果物を食べずに過ごす事もあります。年齢的な味覚嗜好の変化というよりも、おそらく低糖質食生活に慣れたからだと思います。また低糖質食だとビタミンCの必要性がかなり減るのでビタミンCの豊富な果物を体が欲しないのかもしれません。

さて、果物に含まれる主な糖質は、フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)です。スクロース(ショ糖=砂糖)が多いバナナや蜜柑もありますが、最終的には単糖類としてのブドウ糖と果糖になり、一般的に果物には果糖が45~65% 含まれます。野菜に分類されますがトマトの糖は果糖が52%です。

果糖は血糖値(即ちブドウ糖値)を上げないので、果糖を多く含むドライフルーツ・フルーツジュース・ハチミツ・アガベシロップ(リュウゼツラン樹液甘味料)などは低GI値食品とされ良いイメージです。しかし果糖はエネルギー源として利用されず毒性が強いので肝臓で早急に中性脂肪に変換され肝臓に蓄積されます。最終的に肝臓癌や肝硬変になるかもしれない非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の原因の殆どは果糖の過剰摂取と言われています。老化促進の元凶とされる最終糖化産物になる量がブドウ糖の7倍~10倍あるのです。

中性脂肪の多い方に尋ねると果物が好きでよく食べていると答える方が多いです。

とうもろこしから作られるブドウ糖果糖液糖(高果糖コーンシロップ)は、果糖55%・ブドウ糖45%です。果糖の甘さは低温ほど引き立つのでブドウ糖果糖液糖はその低価格もあって清涼飲料水を始めとする多くの食品に使われています。その結果、肥満の人が増えたと言われます。

ブログ020「果糖の真実」の中で、オーガスト・ハーグマイヤーは以下のように警鐘を鳴らしています。

「果糖は『悪糖』で ドライフルーツが飴よりいいという事はない、りんごジュースがコーラよりいいという事もない。果物やフルーツジュースは、最小限に控えてください。」

果物の恐ろしさを知り、おいしい果物は少量味わうだけにしましょう。トマトも要注意です。

平成南町クリニック 玉田