第32回看護セミナー開催

カテゴリー: 看護部 | 投稿日: | 投稿者:

令和4年10月1日(土)第32回看護セミナーを開催いたしました。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、今年度初めてZoom配信を併用した開催となりました。関係各所の協力があり大きなトラブルもなく実施することができました。

今回テーマを「アフターコロナの時代を迎えて~新興感染症に備えた看護の役割~」と題し、当グループより3演題事例発表と、感染管理認定看護師の柳田大輔先生による特別講演「新たな感染症の流行に備える」をお願いいたしました。

事例発表では、新型コロナウイルス感染症の対応や経験を経て、その振り返りを行いながら、新たな取り組みを行うなどPDCAサイクルが行われている現場の事例をみんなで共有することができました。

特別講演では、普段から行っている感染対策の「なぜ」を分かり易く丁寧に説明していただき、自身の感染対策を振り返ることができました。また、新たな新興感染症に対して行えることは、「日ごろからの備え」と「有事の対応」であり、その重要性を学ぶことができました。

今回セミナーで改めて学んだことを、今後の看護・介護に活かしていきたいです。

看護セミナー実行委員 H

栄養科通信vol.182「朝食にタンパク質を食べていますか?」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

日本人の食事摂取基準では、1日に必要なタンパク質の量は、成人男性が65g、成人女性が50gとされています。1食あたりの摂取量としては、20gずつを目安に摂るのが理想的ですが、男性でも女性でも、また子どもから高齢者まで朝食でのタンパク質摂取量は低く、逆に夕食では高いと言うのが日常ではないでしょうか。タンパク質を3食均等にとっている人の方が筋肉の合成が盛んであり、夕食にタンパク質を多くとっていても朝が足りていないと筋肉維持に役立たないという研究結果も出ています。

朝から十分な量のタンパク質を摂取すると、体内時計がリセットされて生活リズムが整い、やる気にあふれた1日を過ごせます。結果夜もよく眠れるようになるのです。子どもの場合は勉強のやる気が出るとか、高齢者だとサルコペニア、フレイルの予防になるとか、暴飲暴食を抑えられたり、糖尿病がよくなるといった効果も報告されています。以前は朝食さえ食べていればいいという考え方でしたが、これからは朝食にタンパク質が欠かせないということです。

年と共にタンパク質の消化吸収率が落ちること、タンパク質は食べ溜めができないので、年をとるほど若い頃よりもタンパク質の摂り方に気をつけなくてはいけません。起床後一時間以内に食べること、タンパク質だけでなく糖質も一緒に食べることが大切です。1食のタンパク質の目安は手のひらサイズ、肉、卵、魚など何でもいいです。毎日ちょっと早起きして朝食の時間を確保し、ご飯と納豆と味噌汁とか、パンと卵とサラダ、などタンパク質をとり入れた朝食をとってみてください。

栄養科 管理栄養士 A子

本当の自立

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

10月に入り、あんなに暑かった夏が終わり、羽織り物や上着が欲しくなる季節になりました。皆様衣替えはもうお済みでしょうか?

ご利用の方のお宅に訪問した際に、「衣替えをしようと思ってもなかなか2階から衣装ケースを持って降りることが出来ない」や、「衣装棚を運ぼうと思って持ち上げた瞬間に腰を痛めた」というお話をしばしば聞くことがあります。

自立支援に向けたケアマネジメントのために、ケアマネジャーとして今後どのような生活をご希望されるのかを皆様にお聞きする場面がありますが、衣替えに限らず「家族に迷惑をかけたくない、周りには頼れない」とおっしゃる方が多くおられます。

ある精神科医の先生は「自立とは依存先を増やすこと」「誰にも泣き言を言わずに一人で頑張ることが自立ではない。できるだけサポーターをたくさん作ることこそが本当の自立。そして最大の自傷行為は何かというと助けを求めないこと」とおっしゃっています。
私自身も家族や周りに頼らないようにと頑張ってはいますが・・・実際には気づいていない所でいっぱい迷惑をかけているんだと思います。

少しずつ気楽に「周囲に頼ってもいいのかな」と一人で頑張り過ぎず、肩の荷を下ろして日々が過ごせると良いですね。

ケアプラン室 N

「よく噛んで食べましょう」

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

よく噛んで食べれていますか?
よく噛んで食べることは、早食いを防止して満腹感が得られやすくなり、肥満予防につながります。また、ゆっくり食べることで消化、吸収もゆっくりになり血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

以下、「月刊糖尿病ライフさかえ2020年8月号」より引用。
「噛ミング30」という言葉をご存知でしょうか。これは「一口で30回以上よく噛んで食べましょう」という厚生労働省が提唱している運動です。皆さんも食事の際にぜひ一度、噛んでいる回数を数えてみてください。戦前は1回の食事で1400回ほど噛んでいましたが、現代は620回くらいが平均だという調査があります。
以前と比べて嚙まなくなった要因の一つが「メニュー」の違い、食材の変化によることが大きいと思われます。戦後に和食から洋食中心のメニューに替わりました。和食は比較的硬い物が多いので何度も噛みますが、洋食は軟らかいものが多く、よく噛もうと思っても飲み込んでしまいます。

☆たくさん噛むための「箸置き」と食べ方
おかずに箸をのばして口に運び、そこで一旦箸を置いて、ご飯(主食)やおかす(副食)をしっかり何回も噛んで味わっていますか?最近は忙しい人が多く、食事のスピードが速くなり、食卓から箸置きがなくなってきているように思います。また、カレーライスも具材によりますが、噛む回数は少ないと思いますし、丼物も同様の傾向があるようです。いつもとは言いませんが、和食を見直して定食形式で箸置きを用意してはいかがでしょうか。

のぞみの会の栄養科のレシピ動画ではよく噛む簡単レシピを紹介予定です。動画アップまでお楽しみに!

糖尿病療養指導士 管理栄養士 Y.N

老健看護師として

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

朝夕、涼しくなり秋の気配を感じるようになりました。
10月は神無月とも言われ、出雲大社で全国の神様が集まって話し合いをされるそうですが、
どんな話をされているのでしょうか?コロナ禍も治まりきらず、猛暑・台風など自然災害で大きな被害も出ました。この事柄についても話し合いがされているのでしょうか?
神頼みだけでなく、私たちも、感染対策をしつつ楽しむ術を見つけたり、災害に備え
日頃から準備をするなど、出来ることをしていきましょう。
私事ですが、今回、倉敷平成病院で開催された第32回看護セミナーでコロナ禍での老健看護師の役割についてお話をする機会を頂きました。老健看護師として、利用者様に何が出来るか、出来ないと立ち止まっているのではなく、今までとは違う視点で前に進める工夫や方法を考えると、少しずつですが改善策(方法)が見いだせるようになりました。これからも、利用者様に安全安楽に過ごしていただけるよう、職員一同、知恵を絞って頑張っていきたいと思います。

 

 

倉敷老健 看護師KM

通所リハビリ ユニット1でのリハビリ紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様こんにちは。10月に入り木々も色づき、秋を感じられるようになりました。スポーツの秋ということで、私は壁打ちテニスを始めて見ました!過ごしやすい気候となってきましたが、皆様はどんな秋をお過ごしでしょうか?

 

今日は、ユニット1で行われているリハビリについてご紹介していきます。ユニット1では、怪我や病気により日常的にサポートが必要ですが、移動が自立で行える方を対象にリハビリを実施しています。身体機能の低下予防、日常生活で必要となるサポートの軽減、活動範囲の拡大を目的に、個別リハビリテーションや自主トレーニング指導、栄養状態の確認、住宅環境の調整を行っています。

また、リハビリ、看護師、介護士、相談員、ケアマネージャーなど他職種が密に連携し、在宅での生活が安全に行えるように支援しています。現在もまだまだ新型コロナウイルスが流行っているため、スタッフはガウンやマスク、ゴーグルを着用し感染対策をしっかり行った上でリハビリを実施しています。また、密にならないようご利用の方同士の距離がとれるように環境を整えています。午前、午後に物品やマシンなどの消毒も行い、感染対策を徹底した環境でのリハビリが行えるように取り組んでいます。

ユニット1で過ごされるご利用の方々には、マシンを使用した上肢と下肢の筋力強化や可動域訓練、全身耐久性の向上を図る運動に取り組んでいただいております。また、個別リハビリとして応用動作訓練や日常生活動作訓練、歩行訓練なども行っています。

ご利用の皆様が安全で快適な在宅生活を送れるようご本人やご家族の要望に合わせ、身体機能の改善を図っています。またリハビリ以外の時間にご自宅でも身体のケアや活動量を増やしていけるよう、自主トレーニング資料の配布や動作指導も行っています。ご自宅でのご様子を定期的にうかがい、住宅改修や福祉用具を使用する必要性があれば評価や提案をいたしております。

ユニット1では、ご利用の皆様が、「現在ご自分でできていることを継続して行える」、「できることが増えること」を目標にサポートしています。皆さまとの会話の中で、家でできることが増えた、ご家族や友人と外出できた等のお話を笑顔でしてくださり、本当に嬉しいです。今後もご利用の皆様とそのご家族が、安心・充実した生活が送れるよう、通所リハビリがそのお助けに少しでもなれるよう私達スタッフも日々精進してまいります。

今後も、新型コロナウイルス感染防止対策をしっかりと行いながら対応してまいります。マスクを外して皆さまの笑顔が見られる日が来ることを願いながら、取り組みを継続してまいります。

 

倉敷老健通所リハビリテーション 理学療法士M 作業療法士O

 

第57回のぞみの会だよりー6ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

10月になり、食欲の秋の到来を満喫しています。さて、11月から動画配信予定の「第57回のぞみの会」ですが、今回のブログでは、毎年人気の「レシピコーナー」のご紹介をします。

しっかり噛むことは、健康の基本ということで、今回のレシピコーナーでは、いつもの栄養科と歯科がコラボして、制作を進めているそうです。仕上がりが楽しみですね。実際にどんなレシピが紹介されるのか、ご期待下さい。

 

ここからは、少し趣向を凝らして、のぞみの会実行委員である私(介護福祉士)のおすすめレシピをご紹介します。

栄養科さんの紹介するレシピとは、関連が無いのですが、新型コロナウィルスをはじめ、様々な感染症から身を守るためには免疫力を高める食事が大切だといわれていますので、身体によいといわれている発酵食品をテーマに考えてみました。

免疫力を高める食品として発酵食品(ヨーグルト、納豆、チーズ、甘酒等)を思い浮かべる方が多いと思います。ヨーグルトを使って、とても簡単な私のおすすめレシピを紹介します。

☆バナナきな粉ヨーグルト
材料(1人分)
・ヨーグルト100g
・バナナ 1/2本
・きな粉 大さじ1杯

①バナナを食べやすい大きさに切る
②器にヨーグルト、バナナを盛り付けきな粉をかける

 

きな粉の他にフルーツ、はちみつを合わせたり、ホットヨーグルトにして食べるのもおすすめです。
簡単なのでみなさま、是非いちどお試し下さい。

「第57回 のぞみの会」今年のテーマは
「こんな時こそ、緊急から在宅まで 一貫した医療、介護を~共に歩む全仁会~」と定め、実行委員が中心となり準備を進めています。どうぞお楽しみに

第57回のぞみの会 実行委員 ヘルプステーション南町 介護福祉士 H

倉敷平成病院歯科 診察室をリニューアル

カテゴリー: 歯科, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

 9月の連休を利用して、当院歯科の診察室をリニューアルしました。平成13年7月に当院に歯科が開設され、約21年が経ちます。改めて振り返ると20年以上経つのですね。

今回、壁は白色を基調に、また床も明るい木目調に変更し、全体的に広く感じられるようになっています。歯科レントゲン室は、壁を白とペールトーンの薄緑色との縦ストライプ柄ですっきりした印象になっています。
こちらの診察室で診療を開始して約1週間ですが、患者さんからも大変好評をいただいております。

倉敷平成病院歯科は、病院2階フロアで診療しております。是非一度足を運んでみてください。
秘書広報課

#倉敷平成病院 #歯科 #定期的な歯科健診を #ブログ倉敷平成病院だよりにも執筆中
#倉敷平成病院歯科 #いい歯で過ごそう

 

あてはまると歯周病かも・・・

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんは次のような症状はありませんか?
・口臭が気になる。
・歯茎が腫れてきた。
・歯磨きすると出血する。
・歯が浮いたような気がする。
・歯が揺れている。

このような症状があると歯周病の可能性があります。
歯周病は、30歳以上の成人約80%がかかっていると言われています。
今回は歯周病についてお話ししていたいと思います。

歯周病は、歯垢の中の細菌によって歯肉に炎症を引き起こし、やがて歯を支えている骨を溶かしていく病気のことです。進行すると歯を失ってしまいます。
歯周病が進行する原因は歯垢や歯石にあります。お口の中には400〜700種類の細菌が住んでいて、これらは普段はあまり悪いことはしませんが、ブラッシングが充分でなかったりすると、ネバネバした物質を作り出します。これが歯垢です。
歯垢は取り除かないと固くなり歯石になっていき、ブラッシングでは取り除くことができなくなります。この歯石の中や周囲に細菌が入り込み歯周病を進行させる毒素を出し続けてしまいます。
歯周病を進行させないために大切なことは
①毎日のブラッシングをきちんとすること
②歯科での歯石除去・メインテナンスをうけること
です。
また、歯周病は歯を失うだけでなく全身の健康にも影響してしまいます。
重度の歯周病があると糖尿病が悪化してしまったり、歯周病菌が体の中に入ることで気管支炎や肺炎の原因になることもあります。
そのほかにも、心疾患や脳卒中のリスクを高めるともいわれています。

しっかりお口のケアをして、健康で楽しい食欲の秋を過ごしましょう。

歯科衛生士 A

ケアハウスのお花便り

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

千日紅

今年は、梅雨時期からの異常気象が花や野菜にも色々な悪影響を与えているようですが、ケアハウスドリームガーデン倉敷の花壇のお花たちは、夏の猛暑にも耐え抜き、けなげにその可憐な花を咲かせています。

当施設の花壇は、ご入居の皆様の日々の「心のこもった管理」によって成り立っているのですが、朝夕の水やりなどは、その時期や気温なども考えながら実施されているそうです。
9月初旬にお話を伺った折には、千日紅という可愛らしい花が咲いており、私たち職員も癒されています。

花を育てられているN様は、「花がしっかり育ってくれると達成感もあり、やりがいを一層感じる」と、目を輝かせて話してくださいました。

                                 ケアハウス 事務員 K