美容外科診療内容
診療内容

あざ

あざ、つまり母班(ぼはん)は出生時、または幼少期より存在するもので、
部分的に色素が増加した状態です。
主に下記の5種があり、1〜4についてはレーザーによる治療を行います。
5の色素性母班はレーザーによる効果が小さいため切除を行います。

あざの種類

症 状 治療方法
1

太田母班

太田母班は、顔面に認める青みがかったあざで、真皮と呼ばれる皮膚の深い部分にメラニン色素が存在します。

2

異所性蒙古班

異所蒙古斑は、体・手・足に認める青みがかったあざで、真皮と呼ばれる皮膚の深い部分にメラニン色素が存在します。

3

扁平母班

表皮の基底層部分で、メラニン色素が増加した状態です。

4

単純性血管腫

出生時すでに存在し、真皮にある毛細血管の局所異常が原因です。

5

色素性母班

色素性母班は表皮〜真皮深層に母班細胞が存在し、メラニンが増加した状態です。

具体的な治療方法

  • 手術を行う治療
  • マシンを使った治療
  • 注射を使った治療
  • 内服を使った治療
レーザー治療(Q-YAGレーザー:532mm)
Q-YAGレーザー

Q-YAGレーザーは、黒い色素(メラニン)のみに吸収される特性があり、正常な皮膚にはダメージを与えることなく治療を行うことができます。
日光色素斑や扁平母斑は、肌の表面に近い表皮部分に色素が存在する為、レーザー照射で破壊された色素は、徐々に浮き上がり痂皮状になり、7〜10日後には、1枚薄い皮膚がはがれ落ちていきます。この間、軟膏処置とガーゼ保護をしていただきます。新しい表皮が完成した後も、レーザー照射による炎症から色素沈着を生じるケースがあり、継続して経過を診させていただきます。

  • 施術時間
    数十秒(範囲により異なる)
  • 痛み
    施術前にクーリングを行いますが、熱さは感じます
  • 術後の通院
    7〜10日後
  • ダウンタイム
    約10日間 テープ保護
  • シャワー
    当日より可
  • メイク
    当日より可 治療部分はテープ上から可
  • よくある質問
    Q.施術の回数や間隔はどのくらいですか?
    A.基本的に1回の治療で除去が可能です。(日光色素班の場合)

    Q.しみ・そばかす以外にも適応症例はありますか?(例:イボ、ホクロなど)
    A.基本的には、色素が増殖している症状に対する治療です。いぼ、ほくろなどはCO2レーザーを使用します。

    Q.同じ場所からシミが再発することはありますか?
    A.数年で再発する可能性もあります。色素を作る遺伝子が傷ついている可能性があり、レーザー治療はこれを改善することはできないためです。

    Q.妊娠しています。シミ治療できますか?
    A.基本的にはお勧めしません。レーザーが発信される際の胎児の影響がわかっていない事、また、妊娠前後でシミの状態が変化するため、出産後まで待機されることをお勧めします。

    Q.アレルギー体質ですが、シミ治療できますか?
    A.可能です。ただし、レーザー後の後療法(ハイドロキノンや日焼け止めの使用)に影響がある可能性があります。
  • リスク・副作用
    照射直後ヒリヒリとした痛みがあります。その後1~2日で色素が濃くなり、10~14日で薄い痂疲(かさぶた)が取れることで色調が改善します。 その後色素沈着を起こすことがあります。 ごくまれに、白抜けすることがあります。
  • 使用機器
レーザー治療(Q-YAGレーザー:1064mm)
Q-YAGレーザー

Q-YAGレーザーは、黒い色素(メラニン)のみに吸収される特性があるため、正常な皮膚にはダメージを与えることなく治療を行うことができます。
太田母斑や刺青等は、真皮と呼ばれる皮膚の深い部分に色素が存在するため、レーザー照射で破壊された色素は、約3ヵ月かけて体内に吸収されていきます。その為、即うすくなるのではなく時間をかけて徐々に効果が出てきます。レーザー後は一時的に炎症を起こす為3日間程度、軟膏処置とガーゼ保護をしていただきます。

  • 施術時間
    数十秒〜数分(範囲により異なる)
  • 痛み
    施術前にクーリングを行います チクチクと針を刺されたような痛みを伴います
  • 術後の通院
    7〜10日後
  • ダウンタイム
    熱感を伴います 赤い点状出血斑を伴うことがあります 約3日間テープ保護
  • シャワー
    当日より可
  • メイク
    レーザー照射部位のみ、炎症が治癒した後より(通常3日)他は当日より可
  • よくある質問
    Q.施術の回数や間隔はどのくらいですか?
    A.症状によりレーザーの治療回数が異なりますが、3ヵ月に1回を目安に治療計画をたてています。(真皮メラノーシスや刺青の場合)

    Q.しみ・そばかす以外にも適応症例はありますか?(例:イボ、ホクロなど)
    A.基本的には、色素が増殖している症状に対する治療です。いぼ、ほくろなどはCO2レーザーを使用します。

    Q.同じ場所からシミが再発することはありますか?
    A.数年で再発する可能性もあります。色素を作る遺伝子が傷ついている可能性があり、レーザー治療はこれを改善することはできないためです。

    Q.妊娠しています。シミ治療できますか?
    A.基本的にはお勧めしません。レーザーが発信される際の胎児の影響がわかっていない事、また、妊娠前後でシミの状態が変化するため、出産後まで待機されることをお勧めします。

    Q.アレルギー体質ですが、シミ治療できますか?
    A.可能です。ただし、レーザー後の後療法(ハイドロキノンや日焼け止めの使用)に影響がある可能性があります。
  • リスク・副作用
    照射直後ヒリヒリとした痛みがあります。内出血班が2~3日続くことがあります。 治療後、色素沈着を起こすことがあります。 ごくまれに、白抜けすることがあります。
  • 使用機器
レーザー治療(V-beam)
V-beam

V-beamは、赤い色つまり血液(ヘモグロビン)を標的とするレーザーです。 皮膚の冷却装置がついている為、照射時の痛みも格段に少なく、麻酔の必要もありません。赤あざや毛細血管拡張症等では、レーザー照射により血管が焼ける為、照射エネルギーによっては一時的に内出血を起こすことがありますが、数日から2週間程で吸収され目立たなくなります。ご希望により、内出血を起こさない程度のエネルギーで治療する事も可能です。照射直後は、レーザーによる炎症を伴う為、十分なクーリングを行い、3日間程度ステロイド軟膏を塗布します。併せて、日焼けしないよう十分な注意が必要です。 治療ペースは月に1回程度で、症状の程度により数回の治療が必要です。

  • 施術時間
    範囲により異なります。 例:片頬2〜3分
  • 痛み
    ゴムで弾かれるような熱さ
  • 術後の通院
    2週間後
  • ダウンタイム
    赤味、熱感、ヒリヒリ感 1〜3日間程有り 場合によっては、内出血を生じるケースもあります
  • シャワー
    当日より可
  • メイク
    当日より可 レーザー照射部位は炎症が治癒した後、可
  • リスク・副作用
    強い赤味や紫斑が数日から1か月程度続くことがあります。 まれに色素沈着を生じることがあります。 非常にまれに熱傷を生じ、傷跡が残ることがあります。
  • 費用
    大きさによります。ご相談ください。
  • 使用機器
レーザー治療(Xeo ロングパルスYAGレーザー)
Xeo(ゼオ) ロングパルスYAGレーザー

ゼオは、血管をターゲットとした波長1,064nmのレーザーで、様々な血管病変を改善します。真皮深層にまでレーザーが到達するため、他のレーザーで効果が頭打ちとなった血管腫に用いられる事も多くあります。一度で消失する場合もありますが、血管の太さ、深さによっては1ヵ月毎に数回治療を行います。ガーゼ等は必要ありませんが、軽い熱傷と同様の扱いで、2〜3日がステロイド軟膏を使用します。強く照射すると効果が出易いのですが、内出血を生じたり、血管の色調が黒くなり、目立つ事もありますので、ご希望と併せて、エネルギーを調節して治療を行います。

  • 施術時間
    範囲による 3〜5mm程の老人性血管腫の場合、十数秒
  • 痛み
    チクチクと軽く刺される様な痛み 十分冷却する事で和らげます
  • 術後の通院
    2週間後
  • ダウンタイム
    軽い熱傷の様な痛みが約1時間程続く 数日赤味が増す場合有り
  • シャワー
    当日より可
  • メイク
    患部は3日後より
  • リスク・副作用
    強い赤味や紫斑が数日から1か月程度続くことがあります。 まれに色素沈着を生じることがあります。 非常にまれに熱傷を生じ、傷跡が残ることがあります。

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